2018年12月31日月曜日

1535「餅つき」2018,12,31

 2018年も押し迫り残すところ後1日、今日は大みそかです。仕事も終わり年末年始のお休みです。この28日は仙台テンメイの恒例の師走の餅つき会でした。20名程の参加で賑々しく、楽しく行われました。
 それに先立つ24日には名取農場、高柳亭の大掃除を11名で行いました。現在は高柳亭には2名の若者が定住しています。彼らの居室以外の全ての部屋の掃除、庭、樹木の剪定も含めてかなり綺麗に出来ました。不要なものを捨て、整理整頓し、清浄化して家屋は見事に蘇りました。庭の雑草、木々の枝払い、片付け始末も日没まで行われました。
 お貸し与えのこの貴い土地、家屋はありがたいものです。無から有を生み出す場として、テンメイの活動拠点として御縁を頂いて使わせ頂いてきてはや12年が過ぎます。ここは縁した会員の皆さんの学び、成長の貴重な体験場です。土を耕し、家を清め、己が不浄の心を磨き清め、心を耕すありがたきものです。果たして活かし切れているのか、嬉しき、楽しき、幸せなものと出来ているか、各自の自覚が問われるところです。自発的に自分が何が出来るのか、何がしたいのか、その覚悟は如何程か、常に自問自答です。

 28日は寒波の来襲です。仙台は朝から雪が降り、私の中山エリアは積雪ですが果たして名取はどんな具合かなと思いました。農場は30キロ以上南ですし、だんだん天気も回復してきているので大丈夫かな!医院は今日午前で仕事納めです、終わってスタッフは大掃除ですが私は早々に名取農場に向かいました。案の定、名取は良い天気で全く雪はありません。少しちらついた程度で太陽の日差しは暖かいです。片や大和農場には今朝用事があってメンバーが行ってきたのですが、20センチ程の積雪だったようです。

 既に餅つきは2臼目が搗きあがる所でした。もう一臼搗きますので間に合いました。皆さん交互に楽しみました。秋田県大館市から参加して下さったKさんご家族、石巻市のKさん家族も既に到着しています。
 大館のKさんの男のお子さん2人が大人に手伝ってもらい初の餅つきを楽しんでしました。後の食事会で下のお子さんは餅が嫌いなのですが、今日のお餅は美味しいと言って食べられました。私も久しぶりに杵を振り下ろして楽しみました。

















 3臼搗き終わり、お供え餅と丸餅、板餅を作りました。総勢20名の昼食の食事会は豪華です。きな粉餅、あんこ餅、納豆餅、大根おろし餅、そしてお雑煮です。おかずはきんぴらごぼう、柿なます、数の子青豆、漬物等々の品揃えです。




 昨日からもち米を水で洗い、浸し、おかずの仕込みをO農場長ご夫妻でしてくださいました。ありがたい事です。何事も楽しみな行事には入念な準備が必要です。今日は御用納めの方もいて女手が少し少なかったのですが2時前には皆さん揃って搗きたて餅を美味しく頂きました。
 雑談に話が弾みました。石巻のKさんも農場前の復興住宅ビルが初めて見たとのことで、2年は来ていなかった様です。お嬢様たちも下のお子さんも来年は中学生です。生まれて直ぐにテンメイに参加していますから大分大きくなりました。姉妹で石巻ジャズオーケストラで活躍しています。お姉さんは中学で剣道をやっていてその腕前を餅つきで披露して下さいましたが、お母さんに似てきました。
 秋田のKさんの二人の子供たちは元気で、所狭しと遊んで楽しく過ごしています。Kさん夫妻はにこやかに二人をみています。子供たちは仙台に来るのも初めての様で、今夜は名取のホテルに宿泊して仙台の光のページェントを見に行くとのこと。お父さんが怖いと言いますが、厳しく躾けている様で、愛深き里親のご苦労が実りつつある様に思え、参加して下さったことはとても嬉しき、ありがたいことでした。


 農場住人のNさんは夕方の新幹線で東京の実家に里帰りという事で一足先に出られ、石巻のKさん達も子供の用事で帰られました。残った皆で片付けを済ませて、車座になって今年1年の締めのお言葉をシェアしました。今年1年色々ありましたが、終わってみれば上出来です。農場長も身体も回復して新年も楽しみな活動が出来そうです。農場は29日が仕事納め、最後の作業をして無事に今年も終える事が出来ました。ご縁の皆様に感謝です。

2018年12月30日日曜日

1534「坐禅断食8」2018,12.30


 断食すると若返り遺伝子サーチュインがスイッチオンすることがNHKでも報道されたことがあったが、ウォルター・ロンゴ博士の研究では、さらにmRNAの働きで古い遺伝子が蘇り、細胞の防御機構が強化されることも明らかになったのだ。
 ただし、医師の指導なしで素人がファスティングをすることは危険なので、必ず医師の指導を受けて行うのがベストだ。たとえば、絶食中に急に食事をすることは絶対禁物である。消化器官が活動していない状態で食物を摂る事は消化器官にとっては緊急事態で、いろんなトラブルが起きる危険がある。ファスティング期間が終わって食事を再開する場合も、消化器官への負担を考えて消化しやすい流動食から始める必要がある。素人判断で行うことは避けるべきだ。

 3日間のファスティングを3か月か、半年に1度は実践するのがベストという。これで頭もスッキリ、毒素も排泄され、腸も軽快になること請け合い。
 朝食を抜き、昼食、夕食の半断食も効果的というもので、自分のライフスタイルに合わせて実践したい。前出のクリニックによれば以下の7つの効果が期待出来るという。

◎驚きのファスティング7つの効果
1 解毒力アップ!
 脂肪に蓄積された水銀や鉛、ダイオキシンなどの有害物質が、脂肪燃焼にともなって遊離し、排泄
2 自己治癒力アップ!
 酵素が「代謝酵素」に回され、体の弱っている部分やダメージを受けた細胞が修復され、病気が早く治ることが期待される
3 内臓機能のアップ!
 普段、動きっぱなしの胃や腸、肝臓や腎臓などの臓器を休ませることで、内臓の機能を本来のレベルに復活させる
4 ダイエット
 代謝が活発になり、ファスティングジュースから得るビタミン、ミネラルが脂肪の燃焼をサポート
5 美肌効果
 肌の新陳代謝が良くなり、「肌がつるつるに」「ニキビが消えた」といった効果も
6 血液サラサラ
 血液から余分なコレステロールを取り除き、血液をサラサラ
7 味覚が敏感に
 生の野菜など、素材そのもののおいしさがわかり、良質なものかどうか舌で分別できるようになる
 (出典 /「温熱・多角的免疫強化療法」中央アート出版社)

 ここまで体内毒素を排泄する方法について述べてきたが、一番は毒素を体内に入れない事だ。その為に必要なことをこれまで述べてきたとおりだが、もう一度整理する。

◎できる限り無農薬有機栽培、オーガニック栽培の農産物を食べるようにする。
◎食品添加物の少ない食品を見分ける。とくに亜硝酸Na、ソルビン酸、リン酸塩には気をつける。
◎大豆、ジャガイモ、小麦は国産原料のものを選らぶ。
◎遺伝子組み換えの「ブドウ糖果糖液糖」「コーンスターチ」「コーンシロップ」が入った清涼飲料水や加工食品は飲まない、食べない。
◎人工甘味料トリオは肥満、糖尿病を招く。(トリオは「アスパルテーム」「スクラロール」「アセスルファム」)
◎抗生物質やホルモン剤まみれの海外産肉を避ける。
◎糖分の摂取は控えめに。
◎精製された小麦粉、砂糖、食塩は使わない。
◎石油系、化学系のシャンプーやリンスは使わない。

 

2018年12月29日土曜日

1533「坐禅断食7」2018,12.29

 これまで野口法蔵師の坐禅断食への考えを紹介してきましたが、最近読んだ本の中で断食についての記載があり、参考になるので紹介します。その本は以下です。
「戦後最悪の法律が施行された!!日本は農薬・放射能汚染で自滅する!?」
上部一馬著 2018年12月21日 コスモ21 発行

 203ページから1部を引用します。
●2日間ファスティング(断食・絶食)すると防御遺伝子が発現する!
 欧米ではファスティング(断食または絶食)は“ナイフの要らない手術”と形容され、生体にリスクを与えない最高の民間療法とされている。ドイツでは60年の歴史があり、国民の20%前後が慢性疾患、糖尿病、肥満の予防を目的に体験しているとされる。ロシアでは公衆衛生の柱とされ、保険診療が適応される地域もある。
 とくに15年間で1万人の記録が残っているゴリャチンスク診療所では1973年に科学アカデミーによって絶食療法の検証プロジェクトがおこなわれた。その結果、心臓病、糖尿病、リウマチ、関節痛、喘息、アレルギー症などが2週間で3分の2が改善したことが明らかになった。
 さらに別の医療機関では、8000人の精神疾患のうち、70%が改善し、その後6年経っても47%は良好だったという。「絶食1週間目に意識が鮮明になり、精神と人格に好影響を与えることが確認できた」と担当した医師は報告している。
 現代医療でも治療が難しいとされる気管支喘息の改善が1万人に認められた、アレルギー症の改善効果が認められたといった報告もある。
 ファスティングで栄養失調になることはないとされるが、初めて3日目前後に1時的に、体が酸化することで疲労感や目眩、偏頭痛が24時間から36時間起こることもある。その後は体調が良好になるということだ。この現象を緩和するのに、前出の鉱物ミネラルの希釈溶液や具なし味噌汁を1日2杯ほど飲むといいようだ。
 副作用が多い薬を飲まずして、慢性病が消失するので、これを医療に応用しない手はないわけだ。

●ガンの薬剤療法に新たな道筋を示した絶食療法
 また、近年、全米で著名な南カリフォルニア大・ノリス総合ガンセンターのウォルター・ロンゴ準教授は、ガンを植え付けたマウスに抗がん剤を投与し、絶食療法の効果を検証している。この実験では、人間に投与する3倍から5倍もの抗がん剤を投与し、絶食をしたマウスと、餌を与えたマウスとの生存率を比較した。
 その結果、餌を与えたマウス群では生存が皆無だったが、48時間絶食したマウスでは1匹も死ぬことはなかったという。この研究は全米でも大きな反響を呼び、限界を露呈しつつあった薬剤療法にあらたな道筋を示すことになった。
 博士は、乳がんの患者が5日間絶食した後、抗がん剤を2回投与する臨床試験を行った。その結果は、マウスの試験と同様で、抗がん剤の副作用である疲労感、衰弱、頭痛、嘔吐などの副作用が明らかに見られなかったという。
 さらに、10人の患者に絶食療法を実施し、肝臓と心臓、筋肉の中のmRNA(メッセンジャーRNA)の変化を調べるという臨床試験も行った。その結果は予想どおりで、2日間絶食の痕にmRNAの働きが活性化し、遺伝子の発現に変化がみれられることがわかった。しかし、ガン細胞の遺伝子の発現には変化が見られなかったという。
 博士によれば、2日間の絶食という異常事態に正常な細胞には、古代の遺伝子の記憶を呼び覚まし、遺伝子を発現させて体を守る機能をアップさせるメカニズムがあると推論された。結論を言えば、化学療法なしでも絶食療法を行えば、ガン細胞を死滅させたり、ガン細胞を抑制したりできる可能性があることがわかった。ガン細胞にとっては、ブドウ糖が得られない絶食は悪夢だったのだ。

2018年12月28日金曜日

1532「坐禅断食6」2018,12.28

 インドでは身分の高い人が、自ら乞食に身をやつすということもあります。これはひとつの巡礼の作法でもあります。年配になり、ある程度の名誉を得ると、家族や家や職業を捨てて、各地を来世の為に巡礼をして歩くということがあるのです。
 無所有になり、お金も持たず、皆から食べ物の施しを受けながら聖地を巡礼します。どこかで亡くなっても、家族に知らされません。亡くなった場所で火葬にされて終わります。そういう人生を選ぶ人が今でもたくさんいます。

 来世のことを1番に考えているわけです。この人生に生まれたのは前世に原因があり、今世はどんな来世を迎えるかということの原因となるわけですから、死ぬ直前まで徳を積む努力を惜しみません。死が終わりであるとは誰も考えておらず、次のスタートと捉えています。ですから、ギリギリまで生きることに努力し、よい来世を願ってあきらめずに徳をより多く積もうとします。仕事も徳を積む手段であり、同時にその中で、悟りを得る事の出来る大切な道なのです。

 最後に、公案のひとつとして、皆さんにお聞きしたいことがあります。これは東日本大震災で実際に起こった話です。皆さんならどうするか考えていただきたいのです。
 津波が迫って来ています。高台の公園に続く階段の登り口に十数人の人が辿り着きました。そこに車椅子に乗ったお年寄りの夫婦が車で運ばれて来ます。みんなはこのお年寄り夫婦を車椅子ごと担ぎ上げて階段を登ろうとしました。お年寄りは「置いて行ってくれ。そんなことをしたら皆が津波に飲み込まれてしまう。」と言いました。しかし、他の人たちは「そんなわけにはいかない。」と言い、2人を担いで十数人もみんな流されてしまいました。あなたがその場にいたとしたらどういう行動を取ったでしょうか。

 私だったら、2人の車椅子のお年寄りを置いて行きます。インド人も置いて行くのではないかと思います。日本流の言い方なら「南無阿弥陀仏とお念仏を唱えていれば大丈夫ですよ。」とお年寄りに言うでしょう。これは死生観の問題ですが、死んでも大丈夫なのだという確信が出来ていれば、自分の取る行動も決まって来ます。先ほどの話に戻れば、十数人の人たちは老人を助けなかったら将来後悔するだろうと考えたのでしょう。それは思想が出来ていなかったという事でもあります。
 厳しい言い方をすれば、これは迷っている人の動きだったかも知れないと私は思うのです。人間というのは迷いながら生きていくものなので、迷った末にある結果になってもそれは仕方のないことです。
 ただ、いろんなことを考えて迷った末の行動と、それから即座に決められる行動には違いがあるということです。即座に行動を決めることのできる確信、それをもたらしてくれるものが悟りです。職業の極意を悟ると、そこから人生全般にわたる自分の考えも定まってくるのです。そうすると心に安定が生まれ、生きやすさや、幸せというものにも繋がって行くでしょう。

 津波などの災害があれば、今の日本でも水や食べ物が届くまで3日間はかかります。東日本の震災の時も3日間は絶食状態だったという人が大勢いました。その時に落ち着いていられた人は助かりました。これでは死んでしまうとパニックに陥った人は亡くなってしまったり、体調が悪化したりしました。心が落ち着いた状態でいれば、体の消費カロリーが少なくて済むということもあるのかも知れません。
 かつて私が海外で飢餓の救済活動を行った時にも同じような経験をしました。北朝鮮にも飢餓の人道支援に行きましたが、助ける事が出来たのは落ち着いている人だけでした。恐怖に陥って取り乱している人は、食べ物を与えても助かりません。下痢になり、脱水症状を引き起こして亡くなる方が大勢いました。落ち着いているという事が、如何に生死を分けるかを目の当たりにしました。逆に、食べ物を追い求めてむさぼってしまうと、心は落ち着かないのです。これくらい絶食したって人間は大丈夫という思いがあると、気持ちが落ち着きます。

 これから人生の中で何が起こるかは誰も分かりません。昔よりも更に大きな災害に遭遇するかもしれません。しかしその中にあっても、自分が落ち着いたままでいられる方法を身につけることが重要です。これがひとつの悟りとも言えます。
 その意味からも、もう1度食べ物を大切にして、体を通して心を作るということを考えるべきなのではないかと思います。

2018年12月27日木曜日

1531「坐禅断食5」2018,12.27

「生きる事と日々の悟り」野口法蔵
 私が仏門に入るきっかけとなった、バングラディシュでの経験をお話しします。

 マザーテレサのところにいるシスターたちが、コレラが蔓延する最前線で救援活動にあたっていました。医薬品が不足し、バタバタと人が死んでいく中で、シスターたちはコレラに感染しませんでした。外国から来たジャーナリストや国連の職員たちも次々と退却を余儀なくされていましたが、シスターたちは無防備であるにもかかわらず無事なのです。
 たとえば、コレラにかかった赤ん坊を抱き上げて、その子を助けようとして口移しに息を吹き込んだり、食べ物を口から入れようとしていました。口感染など100%の確率で罹患しそうなものですが、彼女らはうつらないのです。これは何だろうと思いました。

 彼女たちは「神のため」という一心でやっていて、自分の健康や命の心配をしていません。それでも結果的に彼女たちは死にませんでした。それで、それを見て「なんてことをしているんだ」と思いながら写真を撮っていた私がコレラに感染してしまったのです。患者に触れてもいないのにです。あのような患者だらけの状況にいれば、むしろ感染して当然でありました。しかしこれは何だろうと思いました。

 シスターたちはインド人です。ヨーロッパ人ではありません。そのことが関係しているのだろうかと思いました。彼女たちが持っているバックボーンというのは何だろうかと思いました。彼女たちはクリスチャンですが、その根底にインド人古来の考え方が備わっているでしょう。それが関係しているのだろうかと考えましたが、結論は出ませんでした。

 私は臨済宗です。臨済宗は禅宗の一派です。坐禅をしながら、ただ「無」になるのではなく、「公案」というものに取り組みます。「公案」というのは「なぞなぞ」のようなものです。 
 答えのない「なぞなぞ」です。その人が体験してきた人生から導き出される「境地」のようなものが、その人にとっての答えとなります。答えがないのです。その人らしいオリジナルなものを答えとしなければなりません。そして、このシスターたちはどうして病気にならなかったのだろうという問いは、私にとってのひとつの公案となりました。

 人生には三大質問があると言われています。
 1つ目は、「あなたは何のために生まれてきたのですか?」
 2つ目は、「あなたは何のために今生きているのですか?」
そして3つ目は、「あなたの仕事の目的は何ですか?」

 この人生の三大質問に、日本人は即答できるでしょうか。どれだけキャリアを積んできた人でも即答は難しいのではないでしょうか。ところが,インド人ですと子供に聞いても即答します。チベットの遊牧民の子供でも即答します。これに即答できないと、何の為に生きているかも分かりません。何の為に死に向かっているのかも分からなくなってしまいます。
 人生の目的がはっきりしないということは大問題で、それではうまく死ねないし、うまく死ねないという事は、うまく生きられません。当然、悩みごとも尽きないということになります。

 インド人が答えるであろう答えはこういうものです。
「何のために生まれて来たのか?」という問いに対しては、「前世に自分がしたことによって生まれて来た。」と答えます。カルマの法則です。

 それから「何のために生きているか?」と問われると、「人は徳を積むために生きている。」と答えます。「徳」はインド語でグナと言いますが、ビルマであれ、タイであれどこであれ、仏教圏では同じ答え方をします。

 そして「仕事は何のために」とは、自分が納得出来る生き方をかみしめるために、手応えのある生き方をする為にという事です。「悟る」にも4段階あり、ここでいっているのはその前の方の段階です。ブッタになるとか、そういうことではありません。

 ですから悪い側面もありますが、インドの身分制度であるカースト制とは、こういう考え方から来ています。インド人はカーストの上下にかかわらず、どんな職業の人も強いプライドを持っています。たとえ乞食でも、自信と誇りを持って乞食をやっています。だから、自分のことを全く卑下しません。私もインドで乞食に英語で説教されたことがあります。


2018年12月26日水曜日

1530「坐禅断食4」2018,12.26

 もうひとつ驚かされることは、ブータンはお洒落な国で、農作業をするときは野良着ではないのです。美しく着飾って畑に出るのです。そこに誇りがあり、芸術性が加わります。宮沢賢治が「農業芸術概論」で、農民は絵を描いたり音楽を奏でたりという農民芸術の創出に励むべきであると論じました。
 ブータンでは農業と芸術が近い所にあると言えます。農業は汚い物ではなく、綺麗な格好で盛装してやるものなのです。女性もダンスかお祭りに行くのではないかと思われるような恰好で、農作業に出かけていきます。畑では誰も見ていないし、見せるつもりでなく、そういう農業をやっているのです。

 ブータンではたった1個の水力発電所の電気をインドに売却することで国家予算がまかなわれています。国民は税金の負担はありません。畑にまく種は、ほしい種のリストを国に上げれば国が提供してくれます。国民が幸せな気持ちで日々を暮らし、ゆっくりした時間が流れて、日常に喧嘩もないという、そういう国がブータンでした。人口は70万人くらいという小さな国だからこそ、このような国づくりが出来たのだと思います。

 ブータンは緑豊かな国です。これが砂漠の様な気候になると、農作物もあまりできなくなり暮らしも一変します。それがインドの反対側にあるラダックです。しかしラダックの人々もブータンと同じような幸せ感を感じて暮らしています。それは人間の感じ方の問題で、風土に合わせた暮らし方のアレンジがされています。

 農業の難しい土地であるため、ラダックの人達はブータンの半分くらいの量の食べ物しか食べていません。非常に小食でありながら、人々が満足して暮らしているというのがこのラダックでした。寒さが厳しく、緑はほとんどない土地です。
 大麦を炒った「はったい粉」とヤクという家畜の乳で作ったバターとお茶が主な食事です。野菜もほとんどとれず、夏にわずかに口にするくらいです。肉を食べる事もほとんどありません。1日の摂取カロリーはおそらく千キロカロリー位だと思います。これは日本の糖尿病食よりも低い水準です。
 
 それでもラダックの人達は健康に暮らしています。その背景にあるのは、人々の腸の働きが良いこと。食している麦に含まれるミネラルが豊富であること。麦に限らず、日本の食べ物はミネラルの含有量が低いです。だから沢山の量を食べなければならないということになります。ラダックは麦を育てるのに使う水が良いのです。水がきれいで、その水にミネラルが豊富に含まれているという環境があります。
 
 ブータンとラダックの両方を見て感じるのは、たとえ気候や風土、そこに暮らす人々の生活スタイルが変わろうとも、農業を通じて十分に幸せな生活が出来るということです。人間のいいのちを繋ぐ食べ物をもたらしてくれるのが農業です。その土地に適した農業に取り組むことで、そこに暮らす人々の幸せが支えられます。

 良い食べ物を食べて、良い生活をすれば、人間は健康でいられ、悩みごとも少なく生きていけます。悩みごとが少なくなるというのは脳の働きが変わって、こだわらないとか、迷わないとか、思いを後に引きずらないようになるという意味です。
 そしてそのように暮らしていくと、自分の価値感や生きる態度というものが定まって、人生上の様々なハプニングに遭遇した時にも、生き方や判断がぶれないようになります。農業がそこに暮らす人々の「生きること」の質を高めるということです。

2018年12月25日火曜日

1529「坐禅断食3」2018,12.25

「農業を通じて幸せに」 野口法蔵
 インド三千年前から伝わる次の様なことわざがあります。
「体のことをやる時は、心のことを。 心のことをやる時は、体のことを。」
やはり逆のことからアプローチすると良く分かるということがあります。たとえば、「生まれる」「生きる」という事を考える時には、「死」を考えるという事です。それが理解の1番のヒントになります。だから、心の事を考えるとすれば、体の事を、食べ物のことを、それからそれを生み出す農業のことを考えていかなければなりません。
 
 私が農業のことを考える時、真っ先に思い出す出会いがあります。それは福岡正信という方との出会いです。かなり以前からの知り合いでしたが、私が興味を持ったのは、福岡先生の悟りでした。農業をすることによって悟れるのかと思いました。ですから、話し合う事も、技術的な事よりも、神についてであるとか、そういう話題が多かったものでした。福岡先生の農業哲学がこれから「食べる」「生きる」を考えるうえで、全ての人に重要になってくるだろうと思いました。

 福岡先生の影響で、日本国内でも様ざまな多くの人が有機農法、自然農法に取り組んでいます。川口由一さん、木村秋則さんに至るまで、連綿とその系譜は続いています。海外にも更に多くのバリエーションを伴って広まっていますが、福岡先生の考え方は確実にその源のひとつなっているのだと思います。

 最近、私は環境学者の辻信一さんと共著で本を書かせて頂きました。私が1番長くいたラダックという所と、辻さんが通い続けているブータン。このラダックとブータンという、インドの西の端と、東の端に国境を接している国。この2つの地域に暮らす人達が、世界で最も幸せ感を持っていると言われています。この人達から私達は何を学ぶべきかを考えるという本でした。ブータンは私も何度か行きました。また、ラダックはその後、スウェーデンのヘレナ・ノーバーク=ホッジさんが著書やドキュメンタリー映画で紹介して知られる様になりました。

 ブータンは幸せ度が世界1というのは有名です。何がブータンで幸せ感をもたらしているかというと、それは農業と仏教です。仏教はチベットなど他の地域にもありますが、違うのは農業への考え方です。そこで行われている農業は、ブータンで昔から行われていたものではありません。ブータンを幸せにした農業を広めたのは、1人の日本人なのです。60年前にブータンに渡り、30年前に亡くなった西岡京治さんという植物学者です。西岡さんはブータンで自給自足の種を作るという取り組みを始め、これは「西岡プロジェクト」と名付けられて今でも続いています。ブータン中の種がこのプロジェクトでまかなわれており、ブータンでは他国からの種は一切入っていません。この種で作った農産物はとても美味しく、例えばジャガイモなどは高値でインドに輸出されています。

 この西岡さんが亡くなる直前に、私はインドのカルカッタで短い時間でしたがお会いしました。西岡さんは最後にはブータンで農業大臣を務めました。ブータンを幸せな国にした農業をもたらしたのが日本人だったということは、日本ではあまり知られていません。しかし、日本人の発想でやったことですから、この日本でもやれないことは無いと思います。
 この農業と仏教とが結びついて、ブータンの有機農法が生まれました。よい食べ物を食べたいという人間のエゴから生まれたのではなく、土の中の生き物を殺さないために、農薬は使えないという発想がブータンのスタートです。土の中にいる生き物や、葉に着く虫のことも考える、そういう生き方をしている人たちの選んだ農法が有機農法なのです。

2018年12月24日月曜日

1528「坐禅断食2」2018,12.24

「宿便」とい言われる腸の粘膜が、どういう時に増えるのか、興味深い事実があります。それは悪い食べ物が腸に達した時ではなく、それが口に入った瞬間に増えるのだという事です。動物には本来驚くべき能力があり、毒草などの有害なものは食べません。食べる寸前にその臭いなどで察知します。人間はこの能力が他の動物に比べて弱いのですが、それでも、口の中に悪い食べ物が入った瞬間にそれを飲み込む前に脳を介さずに舌と小腸がつながっているのです。現代においては、食品添加物や合成保存料、農薬や化学肥料といった、数多くの化学物質が食品に含まれるようになり、小腸の粘膜が増加する場面が多くなっています。その為に「宿便」の影響が大きく、それを取り除くのが断食の目的です。

 断食を実際に体験するとよく分かりますが、宿便が減少して腸の働きがよくなると、神経系統の伝達も非常にスムーズになります。それは自覚ができます。脳がすっきりして、悩みも小さく感じられます。決断も速くなります。神経細胞のシナプスの触手が良く伸びて、情報の伝達がされやすい状態になっています。
 逆にそれが縮んでくると「鬱」の症状が出てきます。鬱と言うのは脳と神経の伝達が悪い状態です。ですから、鬱も腸の働きの悪化から引き起こされる病気であると言えるわけです。実際に坐禅で宿便を出すと、精神疾患が改善される例が多く、腸との因果関係を裏付けています。
 ただ、宿便というのは、そう簡単には出て来ません。いろいろな人が試みてきましたが、5日間の水だけの断食をして、2人に1人が半分位の宿便を出すのに成功するというのが、今までの多くの例でした。絶食によって腸管を空にすることで宿便を取ろうとしたわけですが、やはりこれだけでは不十分だったわけです。私達の「坐禅断食」が3日間で宿便を出せるというのは、腸管が空になるのと並行して、腸の自立的な蠕動運動を促すためです。その鍵となるのが、断食しながら行う坐禅です。

 坐禅と似たものに瞑想がありますが、この2つには大きな違いがあります。最近、脳波以外に、交感神経と副交感神経の作用をそれぞれ計測出来る機器が開発されました。従来は相対的にどちらの活動が優性かということしか分かりませんでしたが、新しい機器ではそれぞれの活動の大きさそのものが測定できます。緊張する時に働く交感神経と、リラックスする時に働く副交感神経の活動が、それぞれ個別に測れるのです。
 瞑想では、副交感神経が活動してリラックスしていますが、交感神経の活動はありません。寝ている時と同様のリラックス状態が生まれます。しかし、小腸の蠕動運動というのは交感神経の活動がないと起きません。リラックス状態では動きません。リラックスしていて適度に緊張している状態で、小腸は1番いい動きをします。この状態が現れるのが坐禅をしている時なのです。機器で計測すると1番いい値が出ます。坐禅断食は、普通に断食する以上に宿便を取りやすい断食方法であるということがこれで分かります。
 最初からこの論理が分かっていたわけではありませんが、坐禅を取り入れての断食に効果があることを実感し、30年間に渡ってその指導を続けてきました。今は私以外にも20数名の指導者がいます。そのうち3分の1くらいは医師の方です。参加者にも医師が増え、医療機関でこの方法が使われる事も増えてきました。それくらい、顕著な効果があるということです。今では私のやり方を取る断食道場が全国で30か所くらいあります。
 坐禅断食をすることによって体質が変わり、ものの考え方が変わります。また、人間本来の味覚を取り戻すということにもつながります。人間本来の敏感さが発揮されれば、体によいたべものが分かります。今は食べ物の能書きを鵜呑みにして、思い込みや刷り込みで食べていることも多いでしょう。しかし、本当によいもの、おいしいものを自ら感じ分ける能力が大切で、それを磨く事に断食は非常に役に立ちます。
 糖尿病の人は、断食体験後に8割以上に病状の改善が見られます。このような生活習慣病の改善は、その人の味覚が変わったことによるものが大きいと思われます。よいものを食べ、少量でも満足できるようになるといった変化に繋がります。

 断食を契機にして、食べ物との関わり方も変わってきます。食べ物への感謝が深まります。いろいろと頭で考えた理屈で、これは良い食事、これは悪い食事と判断している場合がありますが、頭で食べるのではなく、食べ物にまず感謝をして、自分の体の声を聴きながら食べるということが大切なのではないでしょうか。断食とは、そういった生き方、食べ方の出発点になります。

2018年12月23日日曜日

1527「坐禅断食1」2018,12.23

 11月の仙台断食会を終えて嬉しい事が続いています。アトピーで大変だった宮城県のK、Tさんの皮膚が綺麗に治ったのです。後は体質改善の日常生活のしっかりした立て直しが不可欠です。後は生体エネルギー的なアプローチを続けていく事は必須です。本人も自覚して取り組んで、幼少からの癖を正していく事で心身の爽快を得る事が出来る事でしょう。

 11月月末の木内鶴彦さんの講演会、ツアーに参加したMさんからありがたい届け物を受け取りました。Mさんは長野で、私の座禅断食の師である野口法蔵師の断食会のお世話をしているのです。彼女が法蔵さんからと小冊子を持参くださったのです。法蔵さんの新しい本のゲラの様です。面白い内容ですので紹介します。

「腸を働かせて健康に」
  私が指導している「坐禅断食」は、基本的には、ブッタも体験したアーユルベーダの発想に基づいています。始めてから3日間で終了する、断食としては短いものです。ちなみに断食の歴史は古く、インドでは三千五百年と言われており、それが中国に渡り日本に伝わって、日本でも修験道の中に入って千五百年の歴史があると言われています。
 断食の効能を考えるにあたり、古くから「宿便」というものがキーワードとなっています。人間の腸の中には「宿便」というものがあり、断食によってそれを体外に出す事を目指す、それができれば単に肉体的な健康にとどまらず、心身ともに健康になるという考え方です。いかに「宿便」を出すかということに焦点を当てて、断食の様々な方法が考案されてきました。
 
 断食のキーワードとされている「宿便」ですが、これは医学用語ではありません。医学界では「宿便」というものは存在しないと、長らくされてきました。しかし最近のアメリカにおける研究では、「宿便」というものはやはり存在するのだとされて注目を集めています。この「宿便」とは、溜まっている便ではなく、1番長い消化器官である小腸の中にある、粘液の1種だという事です。粘液ということですから、液体状のねばついたものですが、その量は体重60キロの人で4キロにも及ぶという事です。
 この「宿便」が栄養の吸収を阻害しますので、「宿便」を出すことによって栄養の吸収率が高まり、小食でも満足するようになってきます。腸の働きが活発化して、血液が良くなります。「腸脳」という言葉が最近使われ始めましたが、腸は脳とは別に独自に体内の様々な器官をコントロールする能力があるということです。その腸の働きが悪いと体の免疫力が落ち、神経系統のバランスも崩れます。腸は体の働きの大きな要であり、だから病気の原因の多くが腸の働きの不調によるものではないかと考えられ始めているのです。

 アメリカの医療機関の研究では、現代人の多くが慢性の消化不良に陥っており、昔の人に比べて栄養の吸収力が落ちているとのことです。だから、良い物を食べても排泄される割合が多く、排泄されればまだ良いのですが、排泄されないと腸内にそれが残留します。そこからガスが生ずるなどして毒素が発生し、偏頭痛などの様々な症状を引き起こす要因となります。
 従って、腸を働かせ、宿便を取る事で、現代人を悩ませる多くの症状が改善します。アレルギーもその良い例の一つです。食べ物によって腸が傷ついた場合、その傷から抗体が入る事でアレルギーが発生すると言われています。腸の傷は、本来であれば皮膚同様3日間あれば回復しますが、食べ続けているとなかなか治りません。腸の働きを抑止、新陳代謝を高め、一旦食事を止める。そうすることでアレルギーも治りやすくなるのです。食べ物が腸を傷つけるということは、固いとか尖っているとかではなく、質の悪い食べ物、有害な食べ物が腸にダメージを与えるということです。そういうものを体にいれないことが大切になります。
 

2018年12月22日土曜日

1526「感動4」2018,12,22

 今回もこんな感じで終わったのですが、この期間中に参加者の方々とお話しを聞く機会がありました。その中で2つを紹介します。

 秋田県から参加のM、Yさんから実のお母さんとの50年振りの再会のお話がありました。子供のころの生き別れでしたが生死も分からないまま過ごしていたのですが、あるきっかけで再会できたのです。そしてお母さんのその後の人生を知り、感動的な再会の幸運に恵まれた喜びを語ってくださったのです。詳しくはお伝え出来ませんが、生きている事は素晴らしいと思います。
 M、Yさんは断食会には20回以上の参加で常連です。断食会がライフスタイルに成っていて、車検を受けに来るとおっしゃっている方です。
 彼女の最初の目標は皆さん同様に身体のデドックスですが、それが出来てからは目標が精神のデドックスに変わって来ていました。身体がスッキリすることで心の変化に気づき、心身の相関を理解して身体の声を聴ける、ある意味で直観力が鋭くなってきたのです。
 そんな時に考えてもいなかったのに再婚も出来き幸せな日々を送られていました。仕事も誰かに譲り、もう辞めようかと思っていたのにそれも叶わない内に、益々繁盛するようになったのです。
 無理、無駄、むらが無く自然に流れていく感じです。そして今は生活の中でも座禅、読経を日課にして精進を怠らずに毎日を大事に生きておられるのです。
 清浄なる身体、善き想念、利他の行為の身口意が整い、そんな彼女の運気が善き流れとなったのでしょう。そして繋がる事が無いと思われた難しき縁が結ばれたようです。
 己の浄化、精進の中で環境、場が変化し、異質、平行な世界を包含出来る能力に進化した様です。
 神人さんの大日月地神示後巻を以前にお勧めして購入頂いていました。読んでおられていましたが、今回更に音読をお勧めしたのです。素直にそれを受けて、アンケートに音読をしてみますとありました。これからも自らを高めて行き、更なるお役目を果たされていく事でしょう。次回、断食会でお会いできる事が楽しみです。

 紹介したいもう一人の方も秋田県のK、Sさんです。7年振りの参加でしたが嬉しく再会しました。断食会以外に天命塾のセミナーにも何度か参加していたのですが、311東日本大震災後途絶えていました。住所が変わっていたのでどうしたのかと思っていたのですが、お子さんが2人いると言います。以前は奥様も同伴で断食会に参加していましたのでお目出度い事とお聞きすると、里親だと言います。
 子供に様々な精神的身体的問題があり、家庭事情にも問題があり養育が出来ず、かといって行政の施設で受け入れられない状況のお子さんがいると言います。そのお子さんを個人で引き受けて成人になるまで育てるというのが里親制度です。行政から幾ばくかの援助はあったとしてもその困難さは想像は難しくありません。
 彼は奥様の発意を尊重して7年前に障害児の里親としてアクションを起こしたのです。しかし、それまで同居していたご両親は大反対です。結果的に家を出て、街からかなり離れた限界集落の10軒に満たない村落の廃屋を買い求め改装して住み始めたと言います。
 彼も奥様も公務員で共働きです。職場から1時間弱、冬は積雪が1m以上2mに達する自然の中で、その村落には高齢者しか住んでいないのです。でも住民の皆さんの理解と協力を得て、孤軍奮闘して育てていると言います。
 そして3年前にもう一人の里親として障害者の子供を引き取られたと言います。聞けば聞く程に私の思考を越える選択を次々とされている事に驚きです。毎日が戦場の様だと言います。彼は気張る事無く、以前と同様に穏やかな風貌で淡々と語ります。日日の困難な中で嘘偽りなく、真実の自分をさらけ出して子供たちと向き合い頑張っている彼には、凄い意志力、行動力、精神力、体力があるのだなと思います。陰徳を積む徳行です。
 今年から仙台テンメイの行事案内を会員にメール送信しているのですが、届いた断食会の日程をみて心が動いたと言います。丁度、仕事も空いて断食会の期間中が休む事が出来たと言います。そんな朴訥とした彼の誠実さに心打たれ、彼の菩薩行に感動しました。ただただ子供たちにとって、この世にもありがたい存在です。
 これからも元気に本分を果たして、徳積みの万徳行を行って欲しいものです。今回、彼と再会出来て色々お話しが出来、大きな頂きを得ました。ありがとうございました。
 年末28日のテンメイの餅つき会にお子さんを同伴して参加してくださいます。今年の餅は美味しい感動餅になりそうです。

2018年12月21日金曜日

1525「感動3」2018,12,21

・K、Sさん(秋田県)
 7年ぶりに参加して元気になりました。座禅断食会の期間中は時間、風景、感じるものがすべてがゆっくりで、和やかで気持ちよく過ごさせて頂きました。ありがとうございます。
 前にあった頭痛もなく過ごせた。座禅を練習していきたい。

・K、Tさん(宮城県)
 今回の参加は湿疹がきっかけでした。小さいころから薬漬け、甘いもの不自然なものをいっぱい入れてきているので自然に戻したい。断食後の経過をみたい。
 幼少の頃、私は身体が細くて、風邪を引けば直ぐダウン。食欲なく、胃液が出るほどに良く吐いていて、ふらふらする事が多くありました。近所に叔父が内科医をしていたので直ぐに注射、点滴、薬を頂いたものです。
 断食のヘロヘロした体験をしながら「あ~このヘロヘロ感は病み上がりのあの時と似ていて、無理に食べたり、薬で抑えなくてもきちんと知識があって対処出来れば人間の治癒力そのものだったのかな~。」と体の弱い事で叱られていた幼き自分の心を見たような気がしました。
 アトピー、鼻炎、花粉症、全てに原因があったのだなと振り返りました。手の湿疹も直ぐに回復します。大久保先生どうもありがとうございます。また色々宜しくお願いします。
子供にも断食させたいなと思いました。

・S、Aさん(東京都)
 たまたまスケジュールが空いたので参加できた。初参加でしたが何もなく、無事に終える事が出来ました。座禅だけが慣れずに、2日目のラストの2回は辛かったですが何とか15回終了出来ました。
 食べ物が大切で、これから嗜好や習慣がどの様に変化していくのか楽しみです。1番は脂肪が取れる事。日々、期待して過ごします。

・T、Kさん(福島県)
 昨日は雑念で座禅に集中出来なかった。しかし午後の講話で先生の話を聞いて、自分でどう受けて止めるか、そのことに気づいて今日は集中出来た。寝てばかりいたが、終わって心地よさがある。
 健康で充実した人生を過ごせられてこそ幸福である、と納得出来ました。どんなに大変な病気をしていても、健康的な精神で暮らせば幸福です。肉体以上に自分に意識をどのような状態にしておくかがもっとも大切と実感出来ました。改めて、1日1日、その瞬間を大切に精進していきます。

・T、Mさん(宮城県)
 久しぶりの断食会でしたが、具合も悪くならず、参加出来て嬉しかったです。子育て、仕事について整理しなければならない事があり、心が不安定でなかなかスッキリ決められない所があったので参加した訳ですが、先週の名取農場の収穫祭でTさんと話した事、Oさんが言っていたこと、神人さんの本に書いてあった事、今回、同室だったKさんとの会話、大久保先生から、自分の事が出来ずに人の事は出来ないという言葉、エネルギーを高めるなど・・。そして座禅をしながら整理することが出来ました。子育ても、仕事も、何かを通して気づかされるものがあるのだと思いました。

・M、Yさん(秋田県)
 参加のきっかけは身体に貯めているものを出したいだった。初回は2日目が大変だったが、今回はあっという間で、いつも来るのが楽しみで、みんなに車検に来ると言って楽しみに参加させていただいています。
 断食会は私のライフスタイルになっておりますが、毎回感じ方の違いに驚きです。新しい方達が来られて、皆さんと関われて良いですね。まだまだもっと自分を高めて行かれる様にしたいと思います。音読を早速してみます。ありがとうございました。


2018年12月20日木曜日

1524「感動2」2018,12,20

 皆さん順調に3日目の朝を迎えました。私も良く眠りました。朝日が昇る前に朝風呂を頂きます。蔵王の麓にあるこの宿はありがたい事に温泉で終日利用できるのです。
 3日目は慌ただしく予定が進み9時半には明け食が始まります。今回も吟味した食材で丁度良い加減の料理がテーブルに用意出来ています。熟度が感じられる安心な明け食をありがたく五観の偈(ごかんのげ)を皆さんで唱和して頂きました。


 20分ほどで最初の方がトイレに向かい、順調に皆さん排便が進みます。先ずは嬉しい事です。全てが終わり最後のミーティングです。そこでの皆さんの感想、アンケートを紹介します。

・A、Fさん(神奈川県)
 今回は最初から座禅の数息に集中出来ていたのですが、昨日の合掌行の後の野菜ジュースを1口飲んだ時に、いつもは美味しく感じる所が美味しさを感じられなかった。止めれば良かったのに全部飲んでしまって吐き気が止まらなくなり吐いてしました。今朝も吐いたのですが、復活して爽快になりました。ジュースを飲んだ時に止めようかと思って躊躇したが身体の声を聴く事が大事だなと思いました。
 大久保先生、Tさん、Oくん準備や片付けなどありがとうございました。

・I、K(仙台市)
 前回、初めての参加で全てが順調だったのですが、今回は2日目がエネルギー不足の様で、半分眠いし、左膝が痛くて午後の座禅が苦しかった。でも3日目は快適に過ごせて良かった。宿便も出て良かったです。全体の雰囲気はとてもよかったです。参加者の皆さんの皆さんのパワーを貰えた感じです。

・K、Gさん(仙台市)
 今回も無事に終えることが出来ました。今回で28回か29回目位の参加になると思います。前回辺りから吐くようになりました。吐いた後はスッキリするので、これは身体が、要らないものを排泄出来る力を得て、欲している事だと思う様にしています。断食会を重ねる事で身体が着実に進化している事を感じます。
 2日目の講話の際にMさんが毎朝、座禅と読経をなさっているとお話しをされていました。信念を持って1つの事を続ける方はやはり輝いているのだと思います。私はようやく真向法を夜だけ続けるようになりました。これからも続けて行けるように努力します。
 ここに来れる方はラッキーだと思います。私は湿疹がひどかったのがきっかけでしたが、今は良くなっています。皮膚アレルギーでKさんも参加出来て喜ばしいです。
 T先生には私達がゆっくりしている間にせっせっと食事の準備などのお世話をして頂き感謝申し上げます。
 大久保先生のお話は私達人間にとって大切なものは何かを考えさせて頂き、ありがとうございます。

・O、Yさん(山形県)
 今回もいろいろありがとうございます。座禅はいつもより雑念が少なく、集中出来て済んだと思います。2日目の午後からは少し頭が痛くなった感じでした。全体的にはゆっくり体を休め、排便も早く出来て、気分も良くなった感じです。

・O、Sさん(青森県)
 また来たいと思います。

・K、Oさん(福島県)
 今まで感じた事のない爽快感でした!座禅の時、終わりに近づくにつれてしびれやすく、我慢するのが大変でした。生体エネルギー発生装置をSを2台、Kを1台使用したので前よりも楽に背筋を伸ばせました。前の断食会より沢山宿便を出せた様で嬉しいです。
 口の中の炎症が治まりました。肌の調子が良い。身体が軽い。腹の底から満たされている。視界もクリアで鼻の通りが良い。外の匂いが良く分かりました。便の匂いがATOWA,WSみたいな匂いでした。

2018年12月19日水曜日

1523「感動1」2018,12,19


 師走もあっという間で年の瀬も押し迫り、日々健康に過ごす事が出来てお陰様で今年も無事に終える事が出来そうです。ありがたく、嬉しき事です。
 もう1か月も前の事ですが、11月16日からの47回仙台座禅断食会を無事に終える事が出来ました。今回は14名の参加で2泊3日で実施しましたが、皆さん満願成就でスッキリと明ける事が出来ました。その中で私にとって嬉しい、心から感動する事に遭遇しました。その時の様子を紹介します。


 今回は初参加の方が3名で、7年ぶりの方が1名です。その他は複数回参加のベテランの常連さんです。皆さん座禅も良く座る事が出来、全てが順調に、穏やかな時間で過ぎて行きます。1日目を終えての真向法体操も出来て深い眠りに就く事が出来、2日目朝も元気に問題なく迎える事が出来ました。



 2日目午後の合掌行も出来て全く問題なしです。私は眠くて休憩はお休みモードで時間で起こされるのが度々でした。私の講話の時間ですが、先ずは皆さんの改めて自己紹介とこれまでの体調、感想を聞きました。

・A、Fさん(神奈川県)
 今回は1年ぶり、座禅の数息がしっかり出来ている。体調は問題ないが2日目午後から眠い。少し頭痛もある。

・I、K(仙台市)
 前回の断食から3キロ体重が減った。内臓脂肪が減少している。今回は前回に比べて2日目がきつかった。脂肪が減ったことで省エネモードなのかと思う。少し体重を増やして次回に臨みたい。

・K、Gさん(仙台市)
 1日目には吐き気があり、2日目に吐いてスッキリした。眠いが今日の合掌行で元気になった。毎回着実に変わっている。

・O、Yさん(山形県)
 眠く、疲れやすいが今のところ大丈夫だ。

・O、Sさん(青森県)
 今回初参加。空腹で頭がボーとしている。座禅で警策が来るともうすぐ終わると思って楽しみだ。

・K、Sさん(秋田県)
 7年ぶりだ。不摂生していた。体調は良いが座禅がきつい。

・K、Tさん(宮城県)
 初参加。昨夜、終わって入浴しどっと寝ていました。眠りが浅いのか朝は辛く、起きられなかった。朝の読経から立ち直り、座禅で股関節が痛い。初回で比較的軽いのはガジュツ、緑一杯を飲んでいるからなのかと思う。

・S、Aさん(東京都)
 初参加で問題なく出来ているが、座禅は辛い。断食は初めてだが以前手術で2日間何も食べなかった事がある。

・T、Kさん(福島県)
 眠いのが続いている。これまでは座禅をできずに休んだが今回は全部出来そうだ。

・T、Mさん(宮城県)
 昨年、仙台から転居したが今は移住者の定住の仕事をしている。昨夜は下腹部が重く、少し動悸していたが今は消えている。3日目の参加だが今のところ調子が良い。警策が気持ちが良い。

・M、Yさん(秋田県)
 この1か月がとてもハードな毎日だった。昨夜は10時に寝て6時半に起きた。ただ眠い。

2018年12月18日火曜日

1522「最先端10」2018,12,18

 今自分が必要なものは何かと考える。必要があるから追求する。解析し、考え、実践して答えを導き出す。考える視点の的は何処にあるか。的無くしてむやみにしても始まらない。どうすべきか考えると早く出来る。良い所でマイナスを出してはダメで、その自覚が必要。 
 人類宇宙自然から必要とされること。その為には視点想創性でどうしたら良いかの哲学的加学文化が必要で、それがあるのはここだけだ。やがて世界中がそれを使わないとダメと言う時代になったら、そのことを真剣に考えないとならない。

 不可能とはまだ可能を知らない事で、可能を知ったら不可能が消える。どの視点を持つかだ。不可能が可能になったことには、生体エネルギーに準拠位置次元があり、次元準位エネルギーがあり、それをどう設定するかだ。どの電気能力が欲しいのか。それを作れば良い。常に根拠の勉強をしているのが実践勉強会だが伝えられない。
 野菜に何をいれたら本当の能力を得られるか。能力のキーワードとは生体エネルギー準拠位置の次元にある。次元の単位を明確にしないと使えない
 単位肉体だけでは維持できないので、外から来たものが中で組み立てることがある。無いと外から影響されない。何かが動くとは、何かがあることで良い事も悪い事も起きる。生体エネルギーの準拠位置から落ちると劣化が起きる。ある単位から落ちると劣化が起きる。

 環境をどうやるか。準位反応系はなかなか無い。外の反応系の精神性を中の反応の精神性に変えるのに共鳴体の「魂、みみゅ、現、あなはん、芯律」を使うと中の精神性が変わる。それで石でも木でも変えられる。
 目的がスタート。どの目的を持つか。あなたの今日までの歴史が今日の目的を作っている。能力が上がったら更にその先の目的を求める。目的を明確にしないと始まりが無い。目的を、自然をこうしたい、この産業をこうしたい。と論法を作る論題、手段、己の己に遡る。それを明確にするのが実践研究会だ。

 今は全てをケチっている。自分の命を安く、ケチっている。世界中で出来ない事をここでは常識で出来る。生体エネルギーはどんな体にも無いと継続が無い。形は界命から作っている。界命は無形だが、形を想造出来、今まで無い、形が無いものが出来る。
 出来る能力を作るのが産業。あなたの産業が世界1になるには価値が認められる必要がある。人間宇宙から必要とされ、100年後にも必要とされることが重要だ。その為の理論武装は必要だ。どうしたら優位になれるか。お金のやり繰りの経済ではダメで、能力の経済論法でないとダメだ。金銭のやり繰りは能力のやり繰りに負ける。その経済をどう定着するか。その実践を繰り返ししている。

 本当は「えいまかん」の話をするつもりだったが!それは宇宙の全てから認められる原理の学問だ。次元を明確にして自然と対話する。全てが、不利と有利、毒と薬、善と悪に出来、必要、必然と考える。未知をどうしたら具現できるか。計画が手段を交え作ったら叶う。手段が1番必要で、手段を持って出来る。手段を明らかにしてここの5大加学がある。」

 お話を伺い改めて自分の目的は何か?と自問自答です。その必要を具現できる理論と手段、能力を得ることは必須です。それには「うんご」の継続が必要ですが、己の義務の第1は与えられた身体の健康を獲得する努力であり、能力の向上です。その上に相対へのギブが可能になるのではないでしょうか。人類宇宙自然に必要とされる存在には人間性を基本とした社会性を磨く事は必須です。縁ある方と共に豊かな社会を築く為に、引き続き生体エネルギー理論、技術の習得、実践に勤めていきたいと思います。

 お話しの中には、必要で佐藤先生が作られた造語の徳字が多数出てきます。先人の作られた哲学、理論の中で使われてきた文字、表現ではどうしても伝えられない領域、宇宙、次元が厳然と存在していて、その論理学を極めていく為に作られたもので、新しい概念、意味が込められています。この論理学を駆使する事で技術として目的に応じて、数々の産業化が可能となっています。全てはいのちを如何に豊かにするかです。

 私達の生きている様は、全ては己の必要が原点です。常に足りない、未熟な己が可能へ向けての今日のスタートです。面白く未知を開く世界です。先生からは理論だけでなく、己を励起できる大きなギブを沢山いただけます。今年もセミナー参加者全員に宝鑛石を頂けました。今年は「まごく」という特別な情報が入ったものでした。ありがたい能力の加算ですが、各自の更なる示行が必要です。
 一緒に行った仲間たち20名ほどと懇親を深め、楽しき学びの2日間でした。


2018年12月17日月曜日

1521「最先端9」2018,12,17

 秋期セミナーのメインは生体エネルギー研究所所長の佐藤政二先生の講演です。2日間にわたりお話し頂きましたが、初めての方には特になかなか難解なお話しになります。私が指名されて、実践研究会の機関紙「真和」12月号の秋期セミナー特集記事で佐藤先生の講演内容を纏めて書きました。その内容を転載して紹介します。

「今年も佐藤政二先生から多くの諭し、教え、慧みを頂きました。ありがとうございます。己の無知、未熟を自覚し、未知を開き、能力を開花出来る貴重なチャンスです。活かすも活かせぬも自己責任で、今後迎えるであろう大きな時代転換、社会激変の中に、真正なる社会に貢献し、必要とされる存在に成れるのか、実践研究会の各自に問われる課題です。

 「第1次産業の農業者として自然をどうしたら良いかを追求していくが、なかなか本当の自然が分からない。毎日がスタートだ。年齢と共に知り得る事もあるが、植物の能力をどうしても捉えられない。植物の光合成は宇宙エネルギーを使って物質を作れる事でそれは凄い。土はケイ素を中心としてあるが、農業者の私がこの能力加算の手段として、土にどの能力を入れたら植物がベストの条件を出すか?本当の薬は何か?農業への薬は、継続する為の能力の力を与えるのもので、それが農薬だ。元素でも水でも農薬に成っていて、空気が農薬の最たるものだ。」
 
 冒頭から人間としてこの自然の中でどうするか?と問われています。

「第1次産業の滅ぶる国に繁栄は無い。第1次産業は農業、林業、漁業、鉱業、空間だが、
第1次産業の全ては、空間を変えている。それを全て一農業者が変えてやっている。そして答えを出している。電気が使えると農業が良くなるが、その組み立ての中で、どのエリアをどうしたら良いかと考える。そして構造体には次元があると捉える。
 全ては環境であり、次元で何処までも遡る事が可能で、見えない原子も使え、電子、クオークも使えることで産業となる。

 人の生命、健康、食の文化をどう作るか。今はサプリメント文化になっているが、どの植物のその物のどの能力を摂るか。人は従属栄養生物なので独立栄養生物の能力を使うが、自分の蛋白質能力を具体的に変えられないと個性を活かせない。植物、動物に産業として活かせるのか。その事をやって答えを出して行く。
 元素を使う時に目的があり、どの能力にするか追求しないと使えない。人間の身体でどの能力が必要か?体外、体内、ミトコンドリアにどの電気工場とするか?リン脂質をどのレベルのものを植物に作らせるか?リン酸吸収係数を下げて行くこと、そしてイオン化を避けること。
 その能力を作る元素を入れると植物の能力が変わる。元素にどの能力を入れ、土の粒子構造に能力を入れて誘導することが土作りだ。自然に負けたら産業に成らない。そのような農業をやっていないとダメだ。我々人間が豊かになり、加算していく。能力を加算するが全ては次元によるものだ。

 最初の点をどの単位を使うか?どの前提条件を使うか?プラスに出来る単位存在を何処に置くか?宇宙と相似形でどの能力を引き出す時にどの能力を使うか?単位個が出来ていたとしたら、どの環境を作ったら己が高まるか?どの単位の界命でも人類宇宙自然に一切の害が出ない方法は何か?教えてこうしたらと知ったら、己の能力を変えられる。その仕掛けは色々あって良いが具体的でないとダメだ。どうしたら単位存在をこの能力に変える事が出来るのか?がここの勉強で、それが生体エネルギーだ。
 全ての単位に持っていて、それをどうしたら出来るか。今、劣化しないので害が出ないだけ。正常な能力で、マイナスを消す事が基本で、人間の本質に戻ることが産業であり、その為に劣化のスピードを超える励起が必要だ。

 そのものを変えなくても、その能力を変える。具体的にその能力を変えるが、どの持論を持つかだ。如何なるマイナスも作らない。その為にある意味の金のやり繰り、煩悩をどうするかだ。金で既成概念の能力を買えても、未知の能力は買えない。自分の中にある金のやり繰り公害をどうするかだ。それを早く消す必要がある。視点公害をどう消すか、毎日がスタートだ。

2018年12月16日日曜日

1520「最先端8」2018,12,16

 2日目の午前中の清水先生の講演の後にパネルディスカッションです
 「能力」という新しい視点を社会に浸透させるためには、何が必要なのか?をテーマに清水先生、丹羽先生、後、生体システム実践研究会の元幹事長で山梨で農業を実践している芦沢一氏が登壇して司会者を交えてのお話しです。その内容を簡単に紹介します。

・清水:実践ありきの会は素晴らしいです。私は実験の度にわくわくして喜んでやっています。
 この間の実験でこれまでの環境の捉え方を全く覆されました。佐藤先生の考えた生体エネルギー環境理論がないと出来なかった結果です。色々な実験による変化を数量的に示せるが、なぜ存在しているのかの定義に関わる大きな事だ。
 人間の都合の良い考えで行い、他の生物に著しい害をもたらしてものがある事を考えさせられた。データ、初期値、平均値の西洋思想で論じる事を超越している結果だ。それは生きている意味に関わる事だ。

・芦沢:農業ではタンパク質、窒素、硫黄、水、準拠位置、薬と毒の視点が必要だ。機能体完全体タンパク質の第3次構造、ジスフィルド結合で硫黄が必須で、それを硫安、機能化硫黄、窒素を誘導して作っている。化学肥料をどう使っていくか。生体資材をどう使うかで目的とするものが出来る。
 マグネシュームはクロロフイル。鉄はヘモグロビン。コバルトはビタミン12、ミネラルがビタミン、酵素を作る要因、材料になっている。その素粒子的因子が、想造が誘導していく。
 未知、可能を追求していく。その技術で栽培する事で活性酸素消却活性が上がるが、ビタミンC、Eなどは変わっていない。そのヒドロキシラジカルの消却活性は2倍になる。

・清水:システムは複雑で捉える段階で違う。誘導、有用性を高めることができる。人間の考える有用性の大失敗した事例を紹介する。
 大阪府立大学の植物工場の事だ。丹羽が警鐘を発していたが失敗し数十億の損失となった。農水省・経産省の補助事業で葉野菜工場を作った。関わったのはネット企業、NEC,ソニーなど半導体会社の人間でそこでの勉強会だ。参加しているメンバーの皆は自然観察、農体験が無い人ばかり。そこで水耕栽培で食物繊維を作り、細胞、エネルギーをしっかりするには全閉鎖型ではダメと私が言ったが、閉鎖型工場を作り、太陽光なしのLEDで企業が入っての野菜工場となった。そこでは太陽光をまったく当てていない。
 その会社は1昨年倒産した。設備は出来たが中身はダメ。どの能力を与え、方向性を与えるかが問題だ。1番の問題は人間だ。

・丹羽:アグロメディカルはいのちをどう考え捉えるかに関わる。アレルギー食品28品種あるがその中にリンゴ、メロン、桃、キウイなどがある。花粉でアレルギー出るのは自分の免疫の問題だ。それは季節違いの食べ物が原因だ。顆粒球とリンパ球の1,7対1のバランスが崩れる事で起きている。
 通年で食べる事が果たして便利で豊かなのか。季節、元を知る食文化が大事だ。そこには質と能力が必要だ。

・清水:医療の中で、成功するか、安全に治療効果を得られるかに準拠位置が大事だ。患者、医師、医療現場環境がどの準位かに関わることだ。それで最先端技術が進歩する事が出来る。

・健康長寿の為の課題として
 世の中の成り立ちを知り、どこが問題なのか?それをどう取り上げるか。医者がいらず、の表現はダメだ。成分は単なる知識で、ことわざとして知ってもらうこと。
 自分の仕事が世の中にどれだけ役立ち、繋がるのか。生産、流通の中で消費者の賢さが必要だ。
 環境をどう作るか。持続可能を追求し、食の質は能力である事をしっかり認識することだ。農業者の土作りの重要性、環境作りの視点に気づく事が大事だ。
 健康で長寿の為に住居は大事だ。その為に住宅を建築し、資材を使うが、大元の環境、自然の仕組みを解析し、励起し、高めることが必須だ。前提条件を遡り、そこからプログラムすること。

2018年12月15日土曜日

1519「最先端7」2018,12,15

 炎症には急性炎症と慢性炎症がありますが、急な熱は下げないことです。基本は自力で治すこと。高熱では1℃体温低下すると免疫力は20%下がります。
 慢性炎症の臓器は元に戻りません。炎症が低い人は生存率が高いです。
 慢性炎症では肥っていて、動脈硬化。アルツハイマー、癌、骨粗鬆症がみられます。
 肥満は細胞が大きく、脂肪増大で炎症が起きやすい。タンパク質の30%はコラーゲン。糖質が体温で糖化していくことで癌になります。
 内臓脂肪を防ぐこと。腸内細菌、口腔細菌。善玉菌、悪玉菌、日和見菌のバランスが大事です。腸内フローラを整える事です。

 100歳を越える長寿者は、CRPが0,3以下の人が多く、長生きです。腸内細菌層がセロトニンを作っています。セロトニンで幸福感をえることができます。
 タンパク質を摂ることが大事です。魚のイワシ、サバ、EPA,DHA。AGE(終末糖化産物)の糖化を防ぐのにカテキン茶が良い。
 お腹が空いてから食べることが大事です。長生きに関わるサーチュイン(長生き・抗老化)遺伝子があります。
 睡眠を十分にとり、適度な運動をして、ストレスを解消することです。活性酸素は呼吸をすると500lで2%活性酸素が出ます。活性酸素は外からの菌を防いでいますが自己細胞を酸化させています。その時にストレス、紫外線、酒、たばこ、運動しすぎ、肥満があることで活性酸素の産生を加速してしまいます。
 活性酸素(ROS)には3段階あります。活性酸素の主な3つのものはスパーオキシドラジカル、ヒドロキシラジカル、過酸化水素です。それが老化に結び付いています。
 野菜、パプリカ、大葉、菜の花などが抗酸化の効果があります。食べ物によって抗酸化力の違いがあります。美味しいものに力がありますが、比重が高い方が良いです。水耕より土耕の方が植物繊維がしっかりしています。
 野菜を生で冷凍庫に入れて元に戻る野菜が1番良いです。葉野菜で葉がとろけていくのはダメです。葉が茶色なるものは食べられます。
 赤玉ねぎ、サラサラゴールドは1,5倍の能力があります。野菜成分でアントシアニンが有効です。抗酸化、抗糖化に7つの色が必要です。ファイトケミカル、ポリフェノールです。
 お店で野菜を売る時に色で分けて売るのが効果が分かりやすく良いです。1日7色あるいは1週間で7色の野菜を摂るのが良いです。5食のスムージーもお勧めです。
 スマートプロジェクトを行っています。それは野菜を食べて健康長寿を伸ばそう。そして健康増進し、病気防ごうというものです。
 ファイトケミカルのデジタルサイネージも行っています。野菜のスコア化をして価格、価値、保存方法、健康情報を発信していくものです。

※活性酸素(英: Reactive Oxygen Species、ROS)は、大気中に含まれる酸素分子がより反応性の高い化合物に変化したものの総称である。一般的にスーパーオキシドアニオンラジカル(通称スーパーオキシド)、ヒドロキシルラジカル、過酸化水素、一重項酸素の4種類とされる。活性酸素は、酸素分子が不対電子を捕獲することによってスーパーオキシド、ヒドロキシルラジカル、過酸化水素、という順に生成する。スーパーオキシドは酸素分子から生成される最初の還元体であり、他の活性酸素の前駆体であり、生体にとって重要な役割を持つ一酸化窒素と反応してその作用を消滅させる。活性酸素の中でもヒドロキシルラジカルはきわめて反応性が高いラジカルであり、活性酸素による多くの生体損傷はヒドロキシルラジカルによるものとされている。過酸化水素の反応性はそれほど高くなく、生体温度では安定しているが金属イオンや光により容易に分解してヒドロキシルラジカルを生成する。活性酸素は1 日に細胞あたり約10 億個発生し、これに対して生体の活性酸素消去能力(抗酸化機能)が働くものの活性酸素は細胞内のDNAを損傷し,平常の生活でもDNA 損傷の数は細胞あたり一日数万から数10 万個になるがこのDNA 損傷はすぐに修復される(DNA修復)。

※ファイトケミカルの代表格といえば、赤ワインに含まれるポリフェノールやブルーベリーに含まれるアントシアニン、トマトの色素リコピン等……。みなさんもいろいろと食生活に取入れておられるのではありませんか?たくさん種類があるファイトケミカルについて、その働きや仲間をご紹介します。
 ファイトケミカルは、主に果物や野菜に含まれる(魚介類や海藻などに含まれているものもある)、栄養素以外の成分(非栄養素=機能性成分)で、栄養学の世界では、第7の栄養素として脚光を浴びています。
 なお、その他の主な栄養素は、3大栄養素である糖質・タンパク質・脂質。これにビタミン・ミネラルを加えたものが5大栄養素。さらに第6の栄養素と呼ばれている食物繊維です。
 その注目される理由は、体を老化させ、生活習慣病などを引き起こすといわれる「活性酸素」を除去する作用が働きとともに、白血球を活性化して免疫力を高める、花粉症等のアレルギー対策などに役立つ、またアルツハイマーの予防にもつながるのではないか?などとも考えられ、ますますその機能性に期待が寄せられています。

ファイトケミカルの種類
 ファイトケミカルはおよそ1万種類にもなると言われ、現在フラボノイド系だけでも3000種類以上が見つかっていいます。これからも、もっといろいろな種類が発見されるかもしれません。ファイトケミカルは、大きく6つのタイプに分類されます
・ポリフェノール・含硫化合物・カロテノイド・糖関連物質・アミノ酸関連物質・香気成分

2018年12月14日金曜日

1518「最先端6」2018,12,14

・バイオフィードバックで意志で繋がる事が出来る。それでαが出る状態を作れる。
 セッションフードバックで自分の意志で脳をコントロールする。その時に生体エネルギーで能力を与えられる。それによって脳のコントールを意志で出来る。それで病気を治していける。

・脳血流量の変化
 いのちえでの変化。20~50歳女性30名。いのちえをパソコンに使用。入力作業を1日60分、10日間、近赤外線で酸素化ヘモグロビンの変化を見た。
いのちえで血流量が増え、酸素化ヘモグロビンが増えた。普通は減る。
 
 パソコンで自分の体調を整え、病気を防ぐ事が出来る。
 未使用の機能を本来の能力を開花させる。新しい能力が生まれる。
 子供の発育発達の時期に今、脳が壊されるのを、逆に育てられる環境条件が満たされている。

 いのちはまだまだ能力を発揮していない。日常生活に活用し、能力発揮していけるものが生体エネルギーだ。今回も驚きのデータを得た。自分で使って実感し、試す事は本来の能力開花する唯一無二の方法だ。

 1日目の清水先生の講演の後は、デザイナーフーズ(株)代表取締役社長丹羽真清氏の講演でした。以下、お話しを紹介します。

「医食農の共通認識が日本を健康にする」
 野菜の食べ方、機能性の研究をしてきています。体内の活性酸素をどれ位減らせるかがポイントです。現在は野菜、食べ物を全量を非破壊で調べられます。健康コンシェルジュ、フードディレクターとして野菜の評価が出来ています。

 平均寿命と健康寿命は違います。現在平均寿命は男性81歳、女性87歳です。
 現在67000人がセントナリオン(年齢が100歳以上の方)でそのうち女性が88%、男性12%です。そのうち男性は10年程寝たきりになり、女性は9年です。健康寿命はその分短くなります。
 生命食をめざしますが、現在は外食が食の病院、スパーが薬局になっています。身体細胞は1年で入れ替わり、その材料は食べ物で、何を食べるかで決まります。

 今はセルフメディケーションの時代です。自分で病気に成らずに防げます。アグロメディカルフーズで自然治癒力を上げることです。それは1日350グラムの野菜を食べることで出来ます。しかし今は280グラムだけです。
 野菜が主で脂肪0,1%で太らないべジファースト。ミネラル、植物繊維を主でインシュリンを使わずに血糖値を下げることが出来ます。
 腸内環境を良くすることが大事です。1日14グラムの植物繊維で心筋梗塞予防できます。人ケミカル食物の中で活性酸素を消すことが老化防止となり病気を減らすことが出来ます。

 疫学データによると果物、野菜を1日800グラムが理想。食べ物で早死を防止出来、31%抑制が可能。心臓、血管、癌などもです。野菜200グラムでも15%抑える。口から胃までの癌がかなり防げます。
 長寿の方の食事は、3食を自分で進んで食べているようです。普通食、牛乳、乳製品、芋、魚、肉。主食の米離れありますが、長命の方の90%が米を食べています。タンパク質、卵、果実、野菜です。
 長寿は農村、農業の方が多いです。短命な職業は医者、弁護士などです。
 バイオマーカーとして染色体のテロメアが短くなることが知られています。炎症、貧血、肝腎機能低下、糖質代謝が悪いと短くなります。長寿はテロメアが長く、炎症が起きにくい状態です。

2018年12月13日木曜日

1517「最先端5」2018,12,13

⑤、遺伝子のコピーエラーが癌化の原因。これを防げるか。
 DNA、細胞核。ヒストンコアと一緒に染色体形成する。DNA細胞30μ。2重らせんを塩基4種で構成する。役割は遺伝情報を含む。遺伝子は人間は2万数千個。黄色ショウジョハエは14000個
 ゲノムは生物体設計図:複製し発生する。分裂細胞に分配される。
 AGCTの4塩基。DNA複製ミスが起きる。遺伝子突然変異が起きて、癌が発生する。放射線でも突然変異が発生する。その防御物質が課題。
 ショウジョハエのサイクルが短い。遺伝子的反映が揃っている。真核細胞で人間に近い。安全性高い。
 方法:ガンマ線+いのちえ 培養器の中。実験者にもブラインドして行う
7000ミリグレイを照射する。
スモールスポット 0→ 0,72→ 0,31
ラージスポット  0→ 0,67→ 0,28
出現率         1,39%  0,59%
いのちゑは防御機能ある。人間にも遺伝子DNAのコピーミスを減少させる。

⑥、インターネットゲームの脳への影響
 岡田尊司著書 「インターネット依存症が日本を亡ぼす」
  前頭葉前帯状回:神経ネットワークの統合性劣化が起きている。
  これはコカイン、大麻、ヘロインと同じ症状。
  若い人が麻薬中毒同様のインターネット依存症となり、神経ネットワークの変質が起きている。
  重度のインターネット依存症で脳が壊れる。
  前頭葉は善悪価値判断。
  帯状回は共感性、痛み、危険、感情の調整。壊れると他人に無関心、冷淡。
 
川島隆太 東北大教授
  スマホの危険性を指摘している。使用年齢制限が必要。
  仙台市小学生7万人を調査しスマホの使用状況により偏差値に差が出た。
  遠赤外線分光器で、脳血管ヘモグロビン濃度で証明した。
  前頭前野は心の働きを司る。ITの影響で働かなくなる。人間と対面で話すと良い。電話、テレビでは働かない。
  テレビゲームを長時間行うと学力低下する。
  インスタントメッセージのラインで脳が悪影響を受ける。依存症になり集中出来ない。
  最初、抑制現象が出るがゲームに慣れるまでで、慣れると抑制現象が活動しない。
  認知機能低下が起きる。

⑦、いのちえの影響
 いのちえ環境下で頭皮上脳波、脳地図測定する。スマホの通話で活動起きる。
 活動時 β波、δ波。
 集中するとθ波が出る。必要な神経活動を集中させる。
 側頭後腹抑制。フロンタルミッドナイト(FML)。第3の脳で思考の最高指令、意志決定領域。θ波出現する。
 パワースペクトラムで帯状回が連結している。
 20名のθ波状態:前頭葉頭頂部に出た。注意集中でMNθ。パソコン加算、入力時にθ波が出た。前頭葉と帯状回が連動していた。

・いのちえで能力を与えることが出来る。
 ラインでも改善する。ネットワーク統合性がアップする。
 本来のいのちの恵みを与える。集中が増し、認識機能が高まる。
 前頭葉と帯状回は繋がっている。

2018年12月12日水曜日

1516「最先端4」2018,12,12

②、LEDショウジョハエ寿命実験
 ショウジョハエの平均寿命は40~60日
 通常教科書上では12時間光、12時間暗で実験条件としている。
 条件:・蛍光灯の人工光照明で明12時間、暗12時間 ・LED
    ・自然条件と同じに ・さとり、びくま電源のLED
 平均  メス:66日 オス:53日
 LED メス:53日 オス48日
 自然光 メス:90日 オス81日
 びくまLED メス94日 オス84日 寿命が延びている。
 この数値で人間を予測すると110歳~120歳。生体エネルギーで本来の能力を与え得られる。自然光とびくまLEDが同等。

・健康長寿学
 アンチエイジング観点から光環境が重要。寿命実験にも明確に能力を与える驚くべき結果だ。

③、いのちえ 炎症抑制反応
 肝臓から出るタンパク質数値、CRP慢性炎症指数
 炎症が起きるとタンパク質数値が高くなる反応性タンパク質。それで細胞破壊が起きる。癌、ウイルス、感染、リューマチ等の慢性炎症がなかなか治らない。加齢と共にでて、自覚症状がない。このCRPを上げない事が健康長寿に繋がる。

 いのちえでのCRP変化:1,0以上が異常、0,3~0,9要注意、0、3基準値
 超音波吸入器を1日2回使用
 女性・男性共 実験区、対象区共各20名、
 女性        4週   8週
  実験区 1,06  0,5   0,3 正常化
  対象区 1,08  変化なし 変化なし
 男性
  実験区 1,05  0,6   0,27
 結果 改善。電気に説毒して使用し反化が起きていて、能力が向上した。
 
④、否定、プロトタイプ。そんなはずがない。
 肯定10人、否定10人で実験
 肯定は+α 素晴らしいと思い気づいて使用すると効果ある。
 否定でも0,8~0,6効果出る。

※ 以下はCRPの解説です。興味のある方は読んでみてください。
「糖尿病」や「高血圧」、「脂質異常症」などの生活習慣病の患者さんは疾患について学んだり、食事療法や運動療法、そしてITツールを活用したアプリ療法を実践することが重要ですが、生活習慣病の対策をしているだけで、健康長寿になれるとは限りません。
本エントリーでは、健康寿命に大きな影響を与えるといわれている「CRP(C反応たんぱく)」について紹介したいと思います。
1.CRPとは
CRPとはC-Reactive Proteinの略で、C反応性たんぱくを指します。
身体の中のCRPは炎症反応が強ければ多くなり、弱ければ少なくなるため、血液中のC反応性たんぱくを測ることにより、炎症反応の指標として検査されています。
身体の中で炎症が起きたり、細胞の破壊が起こると急激に増加してくるたんぱく質です。
2.CRPが高いとどんな疾患・症状が疑われるの?
CRPは癌や細菌、ウイルス感染、炎症が起きていないかを調べるために検査されます。
CRPの値が高いと「感染症」「関節リウマチ」「悪性腫瘍(がん)」「外傷」「心筋梗塞」「胃炎」「腸炎」などが疑われます。
3.炎症を測るCRP。健康長寿に関係する慢性炎症を把握
炎症を測るCRP。健康長寿に関係する慢性炎症を把握
身体に起こる炎症には下記の2つがあるといわれています。

急性炎症
怪我や病原体によって急性炎症は起こり、数時間から4週間程度で治まるものを指します。
慢性炎症
炎症が急性炎症の期間で治まりきらなかった病気や症状の原因を抑えるために慢性炎症になります。最近やウイルスが残っていることで炎症が長引いたり、それを抑える効果が出たりすることにより、炎症と収束を繰り返すこともあります。
慢性炎症による疾患や症状では「ぜんそく」や「アトピー性皮膚炎」などのアレルギー性疾患、「関節リウマチ」などの自己免疫性疾患が良く知られています。これらの疾患は長きに渡って辛い症状が続くことがあります。

4、CRPを上げないことが健康長寿の秘訣
また、加齢とともに慢性炎症は起こり、微小な炎症で自覚症状はないといわれています。
細菌などに対抗するために炎症を他の細胞に伝達させる炎症性サイトカインという物質が分泌されます。それにより周りの細胞を老化させ、炎症が広がります。死んだ細胞からは老化した細胞や老廃物などが出され、この老廃物が更に炎症を加速させるといわれています。老化が進むと、老廃物を取り除く機能が衰えるので、炎症が広がり、CRPの値が高くなります。
近年の研究により、100歳を超えても健康であるいわゆる健康寿命が長い方はCRPの値が低いことが分かっています。健康長寿のために、CRPの値に留意することが重要です。

・糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞など命に係わる疾患にもつながる慢性炎症
慢性炎症は「糖尿病」の危険因子の一つであるといわれています。慢性炎症が起こり、CRPの値が高くなると、インスリン抵抗性が悪化し、血糖値が上がってしまうことが分かっています。

2018年12月11日火曜日

1515「最先端3」2018,12,11

⑥ 2017年
9本アンテナ「いのちえしらべ」「ぜ」。これで想造量子宇宙論を知りその意味を実感した。
・エストロゲン
 エストロゲンが女性で減少するが、ホルモン療法で閉経後に血管拡張し柔らかくすることが出来るがリスクが大きい。
・「ぜ」環境下で27%、エストロゲンが増加した。

・テストステロン
 テストステロンが減少すると不元気症になる。
 うつ病、認知症、ストレス耐性低下。治癒神経能力低下。男性は性欲の意欲減少。女性はうつ病。寿命短く。
 うつ病にテストステロン療法で改善するが副作用がでる。
しらべ「ぜ」環境下:4週間で改善し増加する。薬の服用も場が大事だ。

・ミトコンドリア 
 ミトコンドリアが活性化すると身体が元気になる。脱水素活性が影響している。
 しらべ環境下では堅調に活性化する。老化細胞でも活性化する。
 環境「ぜ」で若い細胞は1,7倍活性。老いた細胞で1,4倍活性した。

・癌細胞のアポトーシス
 ミトコンドリアの脱水素酵素、しらべ環境下で高くなる。
 アポトーシスを起こした方が良い。放射線治療でもこの環境下でした方が効果が大。
 DNA断片率は高くなる。
 ガンマ線、癌細胞増殖抑制があり癌に効果あり、アポトーシスを抑制する。

・ショウジョハエ実験
 高線量放射線の害と防御を調べた
 ショウジョハエは世代サイクルが短く、再現性が高いので被検体として有効。
 ガンマ線照射で変異率を抑制。1500ミリグレイで突然変異率が優位に減少した。

 バージョンアップしたものを併用していく事で効果が高くなる。
 細胞実験、ミトコンドリアの結果を踏まえ、身近な方への効果が科学的に証明されている。

 以上が1日目の清水先生の2012年から2017年までの実験結果の報告を踏まえてのお話しです。2日目、10日では、清水先生の最新の研究報告をして頂きました。
「いのちえ 電気が想造する いのちの恵み」のテーマです。以下紹介します。

 いのちを生かす為の能力が必要ですが、私達はどういう能力を頂いていて、それをどう使うか、が問題です。
 さとりびくまを使用した実験です。

① 脳機能活性化として視機能を調べる。
 光条件で電気さとりびくま条件下+LED
 20~23歳男性60名 動体視力。網膜上、眼球運動。大脳視神経伝達経路。16週間
a、動体視力トレーニング:プラセボと比べ著しく向上。能力、場を与える事で高齢者でも大丈夫

b、眼球運動能力:眼球筋が共同して動く。
 さとり、びくま、+LED光線:眼球運動能力が向上

c、瞬間視測定:情報残存時:有意差を持って向上

d、深視力:距離の差の認知力、見積もり
 LEDの影響を軽減し影響を発揮する

2018年12月10日月曜日

1514「最先端2」2018,12,10


② 2013年
いのちえ・しらべの場を作り、3機種の暴露をおこなった。
 重篤な高齢者を対象、16週間。プラセボの対象区と3機種同時暴露の実験区
 活性酸素量:結果は統計学的に優位に減少
 ステージ5→ステージ3 15,5%の減少
 性差 女性:25,5%の減少。男性:19,5%の減少 
  女性の能力は倍位違う。女性が高い能力を持っている。
 抗酸化力:上昇 女性:21,5%上昇。男性:14,9%上昇。
  普通は起こらないレベルの変化だ。

・携帯しらべ+いのちえしらべ
 抗酸化力は商品の意味を認知して使うと高い効果が出る。
 ブラインドすると低いがそれでも効果は出る。
 否定し、信用できない人は低くなるがプラセボよりも高い。
 活性酸素量も同様な傾向が出る。

③ 2014年
環境因子の有用性
・ヒト正常細胞にコバルト60のガンマ線照射しDNA断裂起こし、放射線防御効果を見る
「しらべ」生態系の生存率が高い。対象区と大きな差だ。
アポトーシス率:しらべ環境下で修復が高まる。細胞再生能力が高い。細胞の選択能力を高めている。

④ 2015年
・天音S 受信者の活性酸素量測定。
(天音S:携帯電話、スマホ等の充電器に使用する器具)
 天音と天音Sの連結で減少。携帯電話の通信の相手に効果がある。
 血中抗酸化力が強く上昇。
 人の為に祈る人が沢山いるが、天音を使用して通信することで相手にギブ出来る。使用すると心が休まる。SIgAが増える。福のやり取りが出来て、送信者も上がる。

・糖尿病患者でブドウ糖代謝は3,7平均
 インシュリン感受性がしらべで上昇する。
 レジスタントレーニングの運動療法にしらべ環境を設置。
 インシュリン感受性上がり、血糖値が下がる。捕食すると効果で出て血糖値が下がらない。
 ブドウ糖代謝率はインシュリン感受性が上がると効果が出る。

・培養細胞 ネクローシス・アポトーシス・オートファージ
 軽度の断裂を防ぎ、死を防げる。修復タンパク質の出現が増える。
 細胞生存率が高まる。→健康長寿に繋がる。アポトーシス率が低い。
 プロテアソーム、掃除の役割。修復、タンパク分解酵素が増えて片付ける。

⑤ 2016年
・若年細胞、老化細胞の違いを実験。
 若年細胞は増殖した。 2,5倍増殖
 老化細胞は若干増加した。 69%の増殖
 神経細胞も生き方、環境で若返って行く。

・アポトーシス率
 アポトーシス率は若い人は33% 老化細胞は48%。本来の健康長寿に。
 ヒートショックタンパクは熱が加わるとプロテインが増える。「ちちち」の生態系での培養。

2018年12月9日日曜日

1513「最先端1」2018,12,9

 11月9日10日は長野県東御市で生体システム実践研究会2018年特別セミナーが開催されました。今年のテーマは「自然と共に栄える最先端技術」です。
 仙台からは宮城支部のチャーターバスで7時に出発し13時半からセミナーが始まりました。会場には600名ほどの方々が全国各地から参集して年に1度の大イベントが盛会に開催されました。その模様を紹介します。



 案内に「自然と共に栄える最先端技術「生体エネルギー哲学加学」とは?」の説明があります。
 時代をつくってきた先人たちの多くは、人知を超えた叡智を自然界から学んできました。彼らは、自然の中から直観的な気づきをえて、今までにない学問を次々と生み出してきました。
 「生体エネルギー哲学加学」も農業という自然界を相手にした産業から導き出された学問です。そして誰でも今までにない結果を導き出せる技術がオープンされています。その応用範囲は多岐にわたり、農業・製造業・医療・教育など様々な分野で既成概念を超えた驚きのデータを築き続けています。
本セミナーでは、その「生体エネルギー哲学加学」の全容をお伝えします。

9日1日目の最初は大阪府立大学名誉教授清水教永先生のお話しです。
「命慧しらべシリーズが作る環境空間からのいのちの恵み」
 佐藤先生のサイエンスは本当の愛、慈悲です。それをどう受け止めるかです。いのちの繁栄、ウエルフェア(福祉事業・福利)が生体エネルギーです。今、人類が未来に繁栄するのか、大きな問題が投げかけられていますが、この生体エネルギーがウエルフェアの方向性を持っています。
 今回の実験は研究スタッフが真摯に受けとめ、独自にセッティングしたものです。私は立ち会っていないので恣意的なものが入っていません。私は既にこの研究に長く携わり、生体エネルギー技術の有用性への認識があり、私が関与することで実験に影響を及ぼす事になるので大切な事です。
 これまで生体エネルギー技術に関した実験研究を2012年から行ってきています。その内容を紹介します。

2012年 ウエルフェアへの止揚(アウフヘーベン)、気づきが起きた。
・身体刺激の反応
 しらべ、しらべS、E、で暴露し、40分歩行実験。
 基礎代謝量:変化し、上がった。
 脈拍、酸素摂取量、心拍数:150拍/分、酸素量が増えた。酸素吸収率上がり少ない酸素で身体がすむ。
 動静脈格差で酸素の取り込む能力が高まった。体重あたり最大心拍数で出量が変わる。

・細胞実験
 放射線でDNAが切断され、アポトーシスが起きるが、想造主の仕掛けでアポトーシスが起きていると考えられる。ガンマ線を照射して断裂を作る。
 「しらべE」ユニットで環境を作るとアポトーシス抑制が起き、修復した。
 断片化率が少なく、低い。放射線防御効果が認められた。
 大阪府立大学には西日本最大の放射線研究所ある。学内発表をしたが、そんなことが起こるはずがない、と半信半疑だった。

・大腸菌の突然変異実験
 ガンマ線照射でアポトーシス起きるが突然変異を抑制する。修復機構が活性化される。放射線防御が高い。これらの事が実証できた。

2018年12月8日土曜日

1512「卒業4」2018.12.8

 卒業式の授与式が終わり次は卒業パーティです。お弁当と飲み物、お菓子が用意されています。乾杯をして歓談です。私はジミーさんと太郎さんに囲まれて座り、ジミーさんと久しぶりに色々と歓談しました。実は神人さんの大日月地神示を何冊か持参して興味のありそうな方々に購入して頂きました。何かにとお願いして応えてくれる方々は嬉しき、ありがたき事です。
 食事も進み途中から各人のお導師からの「贈る言葉」の紹介との感想も含めて、チャレンジPPKでの“印象に残る思い出”“気づき”を発表して頂きました。




 懐かしい顔ぶれが揃っていて皆さん元気に活躍している様です。その中で大阪のKさんご夫妻がお子様連れで参加していました。彼女とは古いご縁で、天命塾の会員で生体エネルギーの仲間でもあり、実践研究会の機関紙「真和」8月号の「はじめの一歩」に私の推薦で寄稿して頂いていました。彼女も感想をお話しになりましたが、その中で「真和」の8月号を紹介して、11月9日からの秋期セミナーの事も話してくださいました。彼女も秋期セミナー参加したいがまだ確定出来ないとのことでしたが、結局2日目10日に日帰り参加出来ました。
 そのKさんの話しを聴いていた岐阜のEさんが私に話し掛けてきて、生体エネルギーの事を尋ねてきました。病気で身体が右の手足が不自由なのですが長野の生体エネルギーの秋期セミナーに参加してみたいと言います。えっ!と言う感じで、驚きでした。
 生体エネルギーについては、その商品はTHDでも取り扱っていて、その紹介記事で知っていたようです。結局、仕事を調整して秋期セミナーに2日目朝9時から参加されたのです。それも早朝に自宅を出発して車を運転しての参加です。驚きです。生体エネルギーに大きな可能性を感じたのでしょう。
 彼女はPPKの卒業式に遅れて来て、懇親会からの参加です。丁度私の前の席に座って食事をされていて、Yさんの話を聞いて即、私に話しかけてきて、行動に移せること、大きな何かが作用している様です。
 彼女は秋期セミナーでは熱心に講演に傾聴していました。会場に座っただけで色々な身体の反応が起きていました。会場に仕掛けている環境作りの生体エネルギーが効いているのでしょう。仲間に色々誘導などお世話をしていただきましたが、私も同行して1日を終えました。後日、お礼のメールを頂きましたが、生体システム実践研究会に入会したいと申し出でがありました。入会には推薦人が必要です。私が推薦者として手続きをして今は会員となり、新たな目的に向かって活動を開始されています。

 佐藤先生は目的について以下の様にセミナーで話していました。
「目的がスタートだ。どの目的を持つか。あなたの今日までの歴史が今日の目的を作っている。能力が上がったら更にその先の目的を求める。目的を明確にしないと始まりが無い。目的を、自然をこうしたい、この産業をこうしたい。と論法を作る論題、手段、己の己に遡る。それを明確にするのが実践研究会だ。」
 全てが丁度良い時に与えられているのでしょう。これからのEさんの進展を仲間として見守りたいと思います。

 PPKの世話人の方でTさんがいます。既に数々の成功実績を残して大活躍の方で、THDでもセミナー講師をされています。彼女に卒業式後の新たな楽しい企画をお願いしました。先ずはジミーさんをモデルに如何に生き生きとその時々を変化、変身して行くかです。ジミーさんも面白いと乗り気です。PPKのニューバージョンが始まるかもしれません。仲間が集まると何か閃き、流れが起きます。是もまた、皆さんの素晴らしい想造力です。
                       
 最後は、チャレンジPPK発起人で代表のジミーさん、近藤洋一さんからPPKでの最後の締めくくりのお話しがあり和やかなうちにお仕舞いとなりました。10年一区切りでお目出度きこと、善きご縁の終わりの始まりでした。

2018年12月7日金曜日

1511「卒業3」2018.12.7

 卒業式は引き続き、今回欠席のお導師 杉浦和尚からのメッセージの映像を上映となりました。忙しい中に近藤太郎社長がお山の根本道場まで出向き、お導師に面談した時の様子も含めて、皆さんへのお言葉です。
 
「私はいつも自分が好きで生きています。好きな自分でいられること、そして生きている間に色んな事があってそれで良いと思います。家内と二人で色んな事を話していますが、先日、自分が死んだらどう言う人だったか?自分をどう言われたいのか?という事が話題になりました。
 私は「面白い人だった。」と言われたらそれで良いと思っています。そう言われることが私の唯一の誇りです。人間が面白さを無くしたらまったく面白くない。「あんたはアホな事を言っている。」と家内に言われるのですが、それが自分の取り得です。自分は面白い為に生きているもので、何処まで行ってもそれを無くしたらダメだ、と思います。

 人間が悧巧になり過ぎて、自分が皆に尊敬され様と一喜一憂することがありますが、それはナンセンスです。しょうもないことがあるのが人間です。生き方を追求する為に偉そうにいう事は嫌いです。この前、ノーベル賞を受賞した本所さんが「混沌が好きだ。」と言っていましたが、訳けが分からないから面白く、混沌が面白いのです。だから人から見て、「あれは何と言う人だ?」と言われるのが面白いのです。
 分からない方が混沌で、賢くなろうとしたらそれは退化です。分からんから面白く、分からん事を楽しむ、そのスタンスで生きて行って欲しいと思います。分からないから生きているのであって、分かろうとするのはナンセンスなのです。そういう分かろうと言う想いを捨てて行く、という思いを持ってほしいです。兎に角、馬鹿になることです。しかし本当にそう思わないと成れないものです。

 今の世の中は人より優れて、賢くなろうと言う風潮がありますが、それが問題なのです。人間が人間であることは分からないはずだから、分かる事を放棄して、生きる事を面白く生きることなのです。
 PPKのこれからの生き方は、元々馬鹿なのだから、馬鹿さで生きるのがこれからの生き方です。こう言うと、どうすれば馬鹿になれるのか?の質問が来るが、その質問はナンセンスです。面白い人間は馬鹿な人間なのですから。」

 映像のお導師は椅子に座って話していますが、元気に身振を交えて話が尽きない感じです。太郎さんとの対談は1時間半ほどに及んだ様ですが25分に編集してくださっています。脚は弱っても口は健在で頭も面白さ加減が進んでいる様で何よりでした。ただ物でない正真正銘の面白人間です。
 お導師から今日の卒業式に参加の皆さんに「贈る言葉」を頂いています。一人一人にジミーさんから授与してくださいました。   
 皆さんに頂いたお導師からのラスト言霊があります。
 「本来無一物」


 その解説は
「何もないから何でもできる。万物は元々、空。
  執着すべきものは何もない。
  一切のものから自由自在に。」



 究極の認識、悟りです。これが皆さんへの卒業の言葉です。自由自在に生き、面白き人生を満喫することがPPKの真髄でしょう。
 私が頂いた贈る言葉です。
「大久保直政さん
 我が思いが世界を創る」


 そうなんです。お導師ありがとうございます。お導師は少し違う、異なった視点でこの次元を捉え紐解いて下さる稀有な方です。
 仙台天命塾の育ての親で小山市の根本道場には毎年新年早々に皆さんで伺い、信念会を開催しています。今度は2019年2月11日月曜日、建国記念日です。ご縁の方は是非参加下さい。詳しくは以下をご覧ください。
http://genkiup.net/seminar/seminar326.pdf


2018年12月6日木曜日

1510「卒業2」2018.12.6

 2008年4月5日に開催されたPPKの設立会、ある意味での入学式の模様を報告書から少し紹介します。
「設立会は、大久保直政代表世話人の挨拶に引き続き、“輝いて生き、輝いて還る”チャレンジPPK発足の目指すところについて、“21世紀の風”を届ける近藤洋一代表と“あるがまま”を生きる杉浦清始代表のコラボレーションにより、それぞれ熱い想いを語っていただき、精妙な波調に場が共鳴して、“イキイキわくわく”したのではないでしょうか。

 まず、近藤洋一代表(13時30分~14時30分)から、
「全く面白くない業種交流会(テイク&テイク)の如くでなくギブ&ギブ精神で、“楽しく生きる”をテーマに」、
「時代は明らかに“物から波動へ”変容」、
「バンクシア(山火事という自然災害を積極的に活用し生き延びていくオーストラリア自生の木)のように、“百匹目の猿現象”で政治や経済の再生を」、
「ディベートをせず否定をせず、自然の取組みで」、
「2012年12月21日に関連して、マヤの大神官アルハンドラさんの話しとして、マヤ太陽年(5200年/周期×5周期=26000年)ごとに地軸が逆転する(72年/度×360度≒26000年)」、「WHO(世界保健機構)で“健康の定義”にスピリチュアリティ(霊性、体と心を背後でまとめている直霊)を含めることが審議」、
「潜在意識の“記憶”を消すと超意識が想いを実現する」、
「アメリカ在住の嶋野榮道老師の話しとして、“If you give yourself to Dharma,Dharma will give itself to you.(もし本当に“法”のために心身を捧げるなら、“法”のほうからやってくる)」、
「ホ・オポノポノ(ハワイの癒しの手法)に関連して、ヒュー・レン博士の話として、“ごめんなさい”(I’m sorry)、“愛しています”(I love you)という言葉のすべてを含む、“ありがとうございます”(Thank you)という言葉は大切」
「命が芽生える霊止の情報が集まる」など、時空変化の最新情報がつぎつぎと紹介されました。

 つぎに、杉浦清始代表(14時45分~15時45分)から、
「あの世のことが分かる人」、「2008年4月5日の今日が楽しいと思える人」との問いかけに応じた方の体験談を受けて、“思えば、なる”ということを、「“心鏡払拭”、マイナスの“映像”の枠を取る」、「プラス思考とは、“心層暗在圏の浄化”」など真髄をつく、喩え話で悟りました。
 そして、大久保直政代表世話人(16時~16時30分)から、チャレンジPPKの運営について、総括説明があり、当日ご参加いただいた方の自己紹介(16時30分~17時)をはさんで、参加者全員の拍手をもって、ご確認いただきました。
 愈々、チャレンジPPK運営規則に則り、杉浦清始代表、近藤洋一代表を中心に大久保直政代表世話人、両代表が任命する世話人で構成する世話人会のもと、チャレンジPPKが発足しました。
 各地から思いを同じくする総勢33人、自己紹介、懇親会(17時30分~19時)を通じ、素晴らしい出会いに感謝して、次回、5月24日(土)、25日(日)、京都・大阪での第2回例会でお会いしましょう。」

 始まりの熱気が伝わって来る内容です。杉浦御導師に亡くなった時に送られる方は死後硬直が起きないと言う不思議があり、残された家族の方々も喜びで送り出せるとの事です。死してその体験をするのでなく、生きて死を迎える生前葬、新生祭はPPKの大きな役割でした。10年で1つの役割が終わり、関わった方々の人間的成長に如何に活かされていったのかが問われますが、先ず先ずこれはこれで面白き事でした。

2018年12月5日水曜日

1509「卒業1」2018.12.5

 11月3日は文化の日です。1948年に文化の日は制定されました。あまり知られていませんが1852年のこの日に明治天皇が誕生されています。明治期に天長節、昭和初期に明治節として1947年まで祝日となっていた日です。そして1946年に日本国憲法が公布された日です。つまり、明治天皇の誕生日は名を変えながら現在に至るまで祝日とされているのです。

 ここ最近はこの11月3日はチャレンジPPK(ピンピン倶楽部)で代表の杉浦清始宇宙僧が執行される生前葬が行われていました。今年もその予定で内容も決まり、皆さんに告知されていたのですが、杉浦清始御導師の足腰が弱り、栃木県小山市のお住まいから京都まで遠路はお越し頂けない状態になってしまいました。御導師が不在では生前葬そのものが出来ませんので、残念ながら中止になりました。
 もう一人の代表のトータルヘルスデザイン(THD)の創業者のジミーさんこと近藤洋一さんも高齢を理由に、最近は東京等遠方に出張は控えていて、京都近辺の行動範囲になっていました。そしてこの状況でPPK両代表の意向を受けてこの際、PPKを解散してはということになったのです。
 PPKの代表世話人を私が発足時以来、長年させて頂いていましたので最終的に単に解散という事でなく、可能ならばお越しに成れる方々と終了の会が出来たら良いですねと提案していました。そして当初、生前葬の予定の11月3日が急遽、PPK卒業式の開催となった次第です。
 
 当日、仙台を始発はやぶさで6時半過ぎに出発しTHD京都本社に向かいました。11時半前に会場に着きましたが高の原の本社は久しぶりです。ジミーさんと挨拶しましたが、お元気そうです。相変わらず痩せていて飄々として流れるままの風貌は顕在です。しかし80歳を過ぎて身体的に色々相応な変化があるようです。今年4月からTHD社長に成られたご子息の太郎さんははつらつとして手腕を発揮できている様です。THDも良き後継者を得てこれからが楽しみです。
 会場にNさんも家族でわざわざ来てくださっています。Nさんは2011年3月の東日本大震災のTHDの支援イベントで仙台テンメイにご縁を頂き、それから私たちの考え、活動に共感して頻繁に千葉県から毎月仙台に来て数々の支援をしてくださいました。やがて仙台に移住しはまり込む寸前に、THDにハンティングされ5年ほど前から京都本社に勤務しているのです。2人のお子様も健やかに成長し、奥様も明るく良き家庭を築いておられます。元気に活躍されていて嬉しい事です。

 卒業式は12時から開始されました。代表世話人の私からPPKの発足からの経緯を述べさせていただきました。
 そもそもは近藤代表と杉浦御導師の両代表の発案でピンピンと輝いて生き、ピンピンコロリとあの世に還る、その生き方の秘訣を皆さんで学び会得する、面白い事をやろうと、2007年春ごろに私に声掛けを頂き、私も良いですねとお二人のお神輿担ぎをすることになったのです。私は両代表とは20年以上のご縁があり、何かにとお世話になりご指導を頂いていたので二つ返事でお引き受けした次第です。
 PPK設立準備会は第1回2007年9月に東京、第2回、同年11月に京都、第3回は同年11月東京で開催されています。そして設立会は2008年4月5日に東京で33名の参加で開催されました。
 以来、年に6回位、東京と京都で例会を開催し、旅行会も行い活発な活動を展開でき、会員も140名程になっていました。両代表の人間性、能力、特に杉浦御導師の特殊能力に寄る活動もやがて10年を迎え、寄る年波に勝てず身体的都合で停滞し現在に至っていました。
 

2018年12月4日火曜日

1508「唱導85周年9」2018,12,4

 そして翌日朝にY先生から電話を頂きました。信じられないほどに身体の調子が良いとのことです。同じ真向法体操ですが、そのアプローチの工夫、視点の違いで体操の効果を明らかに引き出すことが出来るのです。Y先生は私より大分先輩に成りますが、明るい未来を感じられる喜びを話されていました。
 これまではご自分も教科書的な体操をして来ていて、生徒さん達にもその様な指導をしてきていたと言いますが、今後の指導の参考にして、活かせそうだと言ってくださいました。
 教室の生徒さんたちは先生よりも多くは高齢者で、年々膝や腰の不調を訴えていて、真向法で改善するはずが、なぜか遠ざかる方が多くみられていて、どうしたものかと思案していたと言います。今回自分の身体の体験を通して、仙台で学んだ真向法はその方たちにもきっと効果があるのではと希望が持てる、とおっしゃいます。早速教室で指導してみたいと言います。宮城の考え方、手法を活用していただけ、必要な皆さんに指導していただく事で健康な方が増える事はとても嬉しい事です。

 Y先生が岩手で真向法の会を立ち上げて15年程になるかと思います。ゼロから始めて100数十名の会員を擁する会に成長させて来ている、素晴らしい能力のある指導者です。生徒さんの中には前東京五輪担当大臣の鈴木俊一衆議院議員ご夫妻もおられます。
 今回の全国大会の祝辞は鴨池一郎衆議院議員と鈴木俊一議員でしたが、鈴木先生の代理で奥様の敦子様がお話し頂いていました。実は真向法の大先輩の東京都元知事の鈴木俊一先生と岩手県の鈴木先生は同姓同名で、なんと奥様も敦子様で同名との事です。驚きの世界です。偶然なのか何かの神計らいなのか、真向法には面白きご縁があります。
 今回もたまたま全国大会でY先生が私に弱音、本音を漏らして下さり、改めてご縁が深まりましたが、後で伺ったところによると、今回の全国大会への参加は諦めていたと言います。ところが10月初めに、敦子様から全国大会でご主人に変わり挨拶をすることになったと連絡が入ったのです。自分の生徒の敦子様が挨拶をする会に是が非でも参加しなければと一念奮起したと言います。
 その時、すでに介護保険の認定を受けますかと連絡があり、このままではもう再起不能となると思い認定は断り全国大会に参加していたのです。そして今回の私とのご縁で望外の答えを得る事が出来たのでした。この機会が更なる展開を生むきっかけに成れば幸いです。

 やがて1か月が過ぎ、11月26日に開催した夜間教室にもY先生が参加くださいました。先生の教室でも仙台方式を指導したところ生徒さん達から好評で、これならこれからも真向法が続けられそうだと言われたとのことです。次回の教室は前回よりも沢山の出席があり、この方法は素晴らしいと自信を深めているとお話しになっていました。
 先生の腰はかなり改善したのですが未だ膝に不調が残っているといいます。右膝は何度も転んでぶつけ、外傷を受けているとのことです。
 体操の基本は重力系のバランスの改善で血液循環の改善が主になりますが、局所的な問題には生体エネルギー的励起が不可欠です。そのことを電話で伺ったので、生体エネルギー応用商品オリベックスクリームの使用を勧めました。すると、直ぐに分かりました、使って見ます。という事です。教室の当日、私の特別加算処理のオリベックスクリームをお渡しして使用法を説明しました。


 参加者の中にやはり生体エネルギー技術の活用商品のアイアイ社のマットを持参している方がいましたので借用してその上で体験して頂きました。先にマットに立って頂くと、身体が揺れ始め重心が整ってくるのを体感頂けました。不思議だと言いますが、身体が一人でに動くので。そして顔面で汗が滴り落ちるほどに汗だくになり、身体が熱くなったのです。
 そして具合の悪い膝にクリームを塗布して頂き、その変化を暫し体感して頂きました。すると、膝だけが脚の中で別物の様に感じで何か身体の活性化が起きている様だと言います。感受性が鋭く、しっかり身体の反応、変化を感知出来るセンスは素晴らしいものをお持ちです。

 今回はY先生が教室の生徒さんに指導するに参考になる様に1時間15分ほどで真向法の4動作の一人補導が一通りできるメニューを指導しました。前回よりも少しペースが早く少しきつかった様ですが、先ずは正しい動作を再確認頂け、無事に全て終える事が出来ました。明るく、希望を抱いて盛岡へ帰って行かれました。

 翌日、お礼の電話とその後の身体の変化の報告を頂きました。嬉しき事でした。そして私の指導した真向法の内容が今後の真向法普及に不可欠、必須と思われて、東京の真向法協会本部の佐藤会長に電話をして今回の経緯をお話しして下さったと言います。ありがたい事です。
 11月28日に、佐藤会長が高校の同級の真向法の会員の方が亡くなられ、そのお別れ会に来仙されました。私もお別れ会に参列しましたが、会長とお会いして昼食を共にしながら色々お話しをしました。会長のある決意もお聞きしましたが私は再考を促しました。そんな中にY先生のお話があり本部の研修会で取り上げてみましょうと言うお話しを頂きました。来年早々に何かのお役立ちが出来るかもしれません。
 真向法唱導85周年のありがたき、良き流れです。

2018年12月3日月曜日

1507「唱導85周年8」2018,12,3

 今回の真向法研修全国大会で岩手県の会長のY先生とお会いしました。お話を伺うと最近体調が思わしくないとの事です。今回の全国大会にも直前まで参加を躊躇していたと言います。

 この1年程の間に脊椎の圧迫骨折をしたり、転んで膝を痛めたり、再々転倒して歩行もままならない状態で、痛みがあり、正座が出来ずに日常生体も支障をきたしていたのですが、それでも責任者としてその状況を見せずに頑張って真向法教室で指導を続けて来ていたそうです。
 この間、整形外科始め、針治療やその他、良さそうな施術を受けたのですが、あまり芳しくなく、最後は原点に戻って真向法をするしかないとの結論に至っていた、と言います。
 そのお話を伺い、もし良かったら私の仙台の真向法教室に参加しませんかとお誘いしました。直近、1週間後に夜間教室があり、そこでしたら少数の参加者ですからY先生の為の特別なメニューにして指導が出来ます。先生のお話の内容ではメスを入れていないとのことですし、姿を拝見して私の見立てでは体操で十分に対応が出来そうに思ったのです。
 Y先生は半信半疑、果たして仙台に伺い・・との思いがよぎった事は伺い知れましたが、少し逡巡して、「それでしたら仙台の先生の教室に参加します。」とおっしゃいます。素晴らしい判断、決断をされたものと感心して、詳しい時間や場所を同席していた宮城の事務局の方に伝えて頂きました。

 10月29日、天命舎で行われる夜間教室に開始時間の少し前に行くと既にY先生が来ておられます。正座をして皆さんと歓談しています。お話では座れないと話していたのに、と思ったのですが。後で伺うと、やはりそれまでは正座が出来ずにいたのが教室に入って直ぐに座れたと言います。不思議と思いながらこの場の気が良いのか、何なのだろうかと思っていたそうです。
 Y先生は感性が豊かな方の様です。この場のエネルギーに感応して身体が活性化されている事に気づかれています。天命舎は生体エネルギー技術を活用して仕掛けを色々しています。場作り、「じんち」作りがありますので分かる人にはしっかり感じられます。
 生体エネルギー準拠位置が高い所では勾配が成立して、低位のものにエネルギーが注入されて励起が起こります。結果的にその生体が賦活化され本来の能力、機能を発揮できるように改善がされるのです。知って活用している者には当たり前のことですが、知らない方には不思議に映る世界です。

 Y先生の姿を皆さんで見て身体の状態を診断します。神経筋反射、オーリングテストでその状態を本人にも確認して頂きます。
 腰は身体の要です。その腰を整える基本の動作、私の付けた通称「和式トイレ座り」を最初に指導します。先生は膝、腰が病んでいますので自力では出来ません。私が手を握り、ゆっくりしゃがみ、腹式呼吸を繰り返して起き上がりの動作を何度か繰り返して頂きます。
 その後、前屈、つま先立ち、背伸びなどをして頂き、正座の正しい座り方の指導です。そして座位、長座位、寝ての仰臥位、伏臥位での一人で行う緩やかな優しい体操を指導しました。



  全ては真向法の基本の4つの動作を補導する体操です。ゆっくりした動作で無理せずに、呼吸を意識して身体の反応を聴きながら行います。そして1つの動作の後には少し休息を取り、身体の変化を味わって鎮まるのを待ち、次の動作に移ります。
 これらの動作は各自のペースで行って頂きます。一通り終わり、最後に真向法体操を皆さんで揃って号令を掛けて行います。それもゆっくりしたペースです。
 かれこれ1時間半を超える実技指導です。Y先生が言うには、こんなにゆっくりした体操は初めてだったとのこと。いつも早いスピードで行っていたようです。しかし、体操のポーズをとる事、身体を軽く動かすだけでも痛みが走ったといいます。




 全てを終わって明らかに身体が変化し好転した様です。笑顔がこぼれて嬉しそうです。諦めていたことに可能性が見えた、そんな感じです。不可能とは可能を知らないという事です。知ってしまうとそれが当たり前に出来る様になるのです。しかし身体がこれまでにない体験をして大きな変化があったようです。
 その身体の変化は仙台駅に着くまで色々起きていたのがホームに立ったら嘘の様に消えてスッキリして快調に激変したと言います。足取りも軽く、盛岡へ新幹線で帰られました。

2018年12月2日日曜日

1506「唱導85周年7」2018,12,2

LOH症候群の定義
LOH症候群の症状および徴候
・リビドー(性欲)と勃起能の質と頻度、とりわけ夜間睡眠時勃起の減退
・知的活動、認知力、見当識の低下および疲労感、抑うつ、短気などに伴う気分変調
・睡眠障害  ・筋容量と筋力低下による除脂肪体重の減少
・内臓脂肪の増加 ・体毛と皮膚の変化
・骨減少症と骨粗鬆症に伴う骨塩量の低下と骨折のリスク増加

テストステロン減少により様々な症状が起こる。 
精神症状 :集中力の低下、無気力、不安感、頭のもやもや感、イライラ感、うつ、疲労感、不眠、記憶力の低下
身体症状:不眠、精力低下、多汗、勃起障害・性機能低下、筋力低下、筋肉痛、ほてり、発汗、頭痛、めまい、耳鳴り、頻尿、Morning erectionの消失


 テステステロンは、リーダーシップを取りチームブレンとして働きます。筋肉を働かせることや、誰かに奢る、お酒仲間がいる事などが有効です。
 人の為、自分の為に、が大事です。病気になってめげない事です。誰かの為に生きるにはオキシトシンが大事になります。

※引用参考資料
 オキシトシン(Oxytocin, OXT)は、視床下部の室傍核と視索上核の神経分泌細胞で合成され、下垂体後葉から分泌されるホルモンであり、9個のアミノ酸からなるペプチドホルモンである (Cys-Tyr-Ile-Gln-Asn-Cys-Pro-Leu-Gly)。「幸せホルモン」、「愛情ホルモン」とも呼ばれ、ストレスを緩和し幸せな気分をもたらす。2つのシステインとチロシン、イソロイシン、グルタミン、アスパラギンで大きな環を作っており、環の中の2つのシステインのそれぞれの硫黄原子がジスルフィド結合をし、1つのシステインから3つのアミノ酸(プロリン、ロイシン、グリシン)が分岐した構造を取っている。 
 同じく下垂体後葉ホルモンであるバソプレッシンと構造が似ており、アミノ酸2つだけが違う。 
 オキシトシンには末梢組織で働くホルモンとしての作用、中枢神経での神経伝達物質としての作用がある。 
 末梢組織では主に平滑筋の収縮に関与し、分娩時に子宮収縮させる。また乳腺の筋線維を収縮させて乳汁分泌を促すなどの働きを持つ。このため臨床では子宮収縮薬や陣痛促進剤をはじめとして、さまざまな医学的場面で使用されてきており、その歴史は長い。最初は女性に特有な機能に必須なホルモンとして発見されたが、その後、男性にも普遍的に存在することが判明している。また、視床下部の室傍核 (PVN) や視索上核 (SON) にあるニューロンから分泌され、下垂体後葉をはじめ様々な脳の部位に作用し機能を調節している。 

 人生を楽しんでいない男性は、楽しんでいる人に比べると脳卒中の死亡率が1.75倍、狭心症・心筋梗塞の死亡率は1,91倍と高くなります。
 セロトニンリッチになる事が重要です。感動し楽しむことが大事です。特に男性はもっと楽天的になることが必要です。

・人生を楽しむ為に
 若年性アルツハイマーに45歳でなった方がいました。自ら家から出て歩いて楽しみました。今は63歳ですが元気で過ごしている。兎に角、人生を楽しむことです。

・守り続けたいこと
 先ず、自分の命は自分で決めること。そして、誰かの為に手を差し伸べること。人間の尊厳の為にするのです。1人1人がどれだけその気になるかが大事です。自己決定し自ら選択して生きる事です。
 真向法はとても理に叶っています。」

 鎌田先生のお話に皆さん傾聴していましたが、とても有意義な研修になりました。




2018年12月1日土曜日

1505「唱導85周年6」2018,12,1

社会的フレイルには、閉じ籠らないこと、外に出ていく事が大事です。閉じ籠りで一気に進みます。

 日野原重明先生は以下の事を励行されていました。
1、肉を食べる 
2、歩く 
3、好奇心:98歳で書道をはじめ、105歳で乗馬をされた。
4、誰かの為に:オキシトシンという幸せホルモンが出ます。自分以外へ向けてこの意識を持つ事が大事です。普通は80歳になると閉じ籠るので、やり続けることが大事です。
 先日75歳で樹木希林さんがは病院から自宅に戻って亡くなりました。
5、センチナリアン:現在67000人が100歳を越えています。皆さん自立している人が多いです。PPK、ぴんぴんころりんが多く、慢性炎症が少ないのです。長生きすれば家族に迷惑を掛けないですみます。

 筋肉と野菜がポイントです。

・要介護の原因
 75歳以上の3人に1人が要介護です。脳血管17%、認知症16%、虚弱15%、間接疾患11%。24%がロコモ症状です。
 骨と筋肉が大事です。もっとタンパク質を摂る事が必要です。卵、肉が良いです。幸せになる為の健康法としては、好きなものを食べること。その中で減塩だけはする。
テレビは見ない方が良いです。視聴率だけで皆の健康を考えていません。健康になる為には繰り返すことが必要です。しかしテレビは繰り返しません。
1日1食になると骨粗鬆症になります。3食しっかり食べるとのが良いです。

・高所得者の死亡リスク高い
 人間的な繋がりが大事です。85歳の黒柳徹子さんはヒンズースクワットをしています。10回3セット。スクワットを4回に分けてするのです。
血糖値が下がり慢性炎症が下がります。テステステロンが上がり、チャレンジ精神が向上すします。更に踵落とし、つま先立ちを5秒する。これが効果があるのです。
 
・マイオカインの働き
 若返りホルモン向上し、認知症抑制,糖尿病減少、癌減少、血圧が下がり、鬱も減少します。
 楽しむために自分流の健康法をやり続けることが秘訣です。

・男性更年期障害
 LOH症候群、肥満、高血圧が出てきます。

※引用参考資料
LOH症候群(late-onset hypogonadism)とは、男性ホルモン(テストステロン)の部分的欠乏によって起こる症候群。加齢男性性腺機能低下症候群(PADAM(partial androgen deficiency of the aging male))とも呼ばれる。女性の更年期症候群に対する男性の加齢疾患なので男性更年期障害と呼ぶこともある。日本においては加齢に伴う変化として、長らく診療の対象外とされていたが、21世紀になり急激な高齢化社会の出現を背景に治療対象として見なされるようになった。欧米では 1980年代より老年病学や生殖内分泌学の観点から注目されていた。
 発症時期が一定しないが、概ね40歳以降、加齢などによりテストステロンが低下することにより発生する。実態は低テストステロン症候群であり、生殖能力の低下のみならず精神症状を含めた全身的な症状が認められる。インスリン感受性が悪化しメタボリック症候群を発現しやすくなる。2型糖尿病患者に高頻度で見られ骨粗鬆症、心血管疾患、内臓脂肪の増加、耐糖能異常、高脂血症のリスクが増加することが知られている。特に20代から40代でテストステロンが低い場合は、2型糖尿病、メタボリック症候群のリスクが増大する。 
 男性も精巣のライディッヒ細胞やアロマターゼ(芳香化酵素)によって血中濃度で5 - 70ピコグラム/ミリリットルのエストロゲンを生成し、50歳を過ぎても閉経した後生殖期の女性より高いレベルの濃度を維持する。加齢によるテストステロンの減少とともに、男性も閉経した女性と同様にエストロゲン欠乏の作用が生じるとも推測されている。女性の更年期障害に比較し男性の更年期障害は一般に認知度は低い。また、日本で「Aging Male 研究会」が設立された当時には、マスメディアが男性更年期障害を大きく取り上げたことから、診療に不慣れな診療現場に男性更年期障害を訴える患者が殺到したが、その中にはうつ病など精神科領域の患者も多く含まれていたことなど診療現場で混乱が生じた。 

2018年11月30日金曜日

1504「唱導85周年5」2018,11,30

・フレイルとは虚弱という意味です
フレイルには筋肉強化が必要です。
② 口腔フレイルには歌を歌うこととお喋りが良いです。パタカラの発音、体操が効果が
あります。

※引用参考資料
「パタカラ体操」は発声しながら口を動かす、「口の体操」のことです。
「パ」「タ」「カ」「ラ」の4文字を発声するため、「パタカラ体操」と呼ばれます。
 高齢者になると、口の筋肉や下の動きが弱まるため、嚥下機能(飲み込む力)が低下し、食べ物を誤嚥してしまうことがあります。
「誤嚥性肺炎」は、誤嚥により食べ物が気管に入り、肺が炎症になることが原因で起こります。そこで、「パタカラ体操」を取り入れることにより、口や舌の動きが鍛えられます。
食べ物を上手く飲み込めるようになれば、誤嚥性肺炎を防ぐこともできます。

 では、「パタカラ体操」の具体的な方法を見ていきましょう。
 パタカラ体操のやり方は?「発音するだけ」「歌に取り入れてもOK」
 「パ」「タ」「カ」「ラ」を、それぞれ5文字3回ずつ発音してみましょう。
 「パパパパパ、タタタタタ、カカカカカ、ラララララ」を3回繰り返し発声すればOKです。
 ですが、ただ口に出すだけで良いという訳ではありません。それぞれの文字を発音するときのポイントを解説していきます。
①「パ」は、口をしっかり閉じて発音する
 「パ」の音は、口をしっかり閉じて発音することがポイントです。口を閉じる筋肉が鍛えられることで、口の中の食べ物をこぼさないようにすることができます。
②「タ」は、舌を上あごにくっつくように発音する
  「タ」の音は、舌を上あごにくっつくように発音しましょう。下の筋肉が鍛えられると、食べ物をしっかり押しつぶしたり、飲み込んだりすることができます。
③「カ」は、のどの奥を意識して発音する
 「カ」の音は、のどの奥を意識して発音すことが大切です。のどの奥に力を入れ、一瞬呼吸を止めることで、食べ物を飲む込む動作ができます。のどを閉じることで、誤嚥を防ぎ、食べ物を食道に送ることができるようになります。
④「ラ」は、舌をまるめるように発音する
 「ラ」の音は、舌をまるめて発音することを意識しましょう。舌をまるめてよく動くようにすることで、食べ物を喉の奥に運び、飲み込みやすくなります。以上の「パ、タ、カ、ラ」の発音に共通して言えるのは、ただ発音するだけでないということです。
 「大きな声で」「一文字一文字」「はっきりと」意識して声に出すようにしましょう。
慣れてきたらできるだけ早く、繰り返して発声すると、より効果的ですよ。童謡や好きな歌などに取り入れてみるのもおススメです。歌詞を「パ、タ、カ、ラ」に変えて歌うだけなので、「パ、タ、カ、ラ」と発声するよりは、楽しみながら体操することができます。

・パタカラ体操はいつするの?「食事の前が効果的」
「パタカラ体操」は、お食事の前に行うことをオススメします。運動前の準備体操と同じで、実際に食べる前に体操しておくことで、口や舌の動きが慣れて食事しやすくなります。
 ですが、もし食事の前に時間が取れない場合は、できる時に行うだけでも構いません。
できるだけ習慣になるよう、続けてみてくださいね。

・パタカラ体操の効果は?7つのメリット「嚥下機能の回復」「いびき改善」
 「パタカラ体操」には、誤嚥以外にも、たくさんの効果があります。
1.咀嚼(噛む)、嚥下(飲み込む)機能が維持、向上する
2.唾液の分泌が促進される(ドライマウスの防止)
3.いびきや歯ぎしりが改善される
4.発音がはっきりし、口が動きやすくなる
5.入れ歯が安定する
6.口呼吸から鼻呼吸になり、口臭が改善される
7.小顔効果や顔のたるみなどのアンチエイジングにも
「パタカラ体操」をすることで、安心して食事ができるようになるだけでなく、発音がよくなったり、いびきや口臭が改善されたり、さらに若返り効果も期待できます。
 そのため、高齢者だけでなく、ほうれい線が気になる方や、小顔になりたい方など、美容に関心の高い若い女性も取り入れていることもあるそうです。

2018年11月29日木曜日

1503「唱導85周年4」2018,11,29


③野菜。
 色素には抗酸化力があります。動脈硬化、アルツハイマー症、癌も慢性炎症と言われています。酸素を吸うと酸化が起きます。しかし起きる人と起きない人がいますが、それは抗酸化力の差です。
 抗酸化力の為に1日に野菜350グラムを摂る事が必要です。1日にこれだけの野菜は食べているのは全国で長野県だけです。私は42年前に長野に赴任しました。当時、長野県は脳卒中などが多く、秋田県が脳卒中で全国1でした。秋田県では立派な医療センターを作っても改善は出来ませんでした。それは1人1人の生活習慣によるものなのです。

④呼吸法
 呼吸法をしていることで副交感神経を刺激出来ます。交感神経過剰でいる時に呼吸法でリンパ球、ナチュラルキラー細胞が減少します。1日に何回か副交感神経をより機能させる時間を持つ事でリスクが減ります。それが生き方上手な人です。ぬるいお風呂、音楽、真向法が効果あります。

⑤減塩
 減塩で血圧が下がります。減塩することで胃がんが減ります。日本食の欠点があるとすれば塩分が増える事です。野菜ジュースを飲むことが良いです。これで1日量350グラムの2/3、220グラム摂れます。
 温野菜、具沢山味噌汁が良いです。これで1,7gから0,8gに減塩されたました。

⑥良い油
 オメガ3が良いです。血液がサラサラすするもので魚の油、えごま、クルミ、アマニ油などです。しかしオメガ6はダメです。

⑦善玉菌
 免疫は腸にあります。60兆個の細胞の内、2兆個は免疫細胞で、その6から7割は腸にあります。食物繊維と醗酵が良いです。繊維はキノコや海藻等でも。醗酵はヨーグルト、納豆、チーズ等です。この食文化を壊さずに続けることです。

⑧好奇心
 心をどう持つかがとても大事です。

・人生100年時代をどう生きるか。フレイルに成らない生き方。
 地域包括ケア
※参考資料
 鎌田先生は地域包括ケアシステムという概念を創り出し長年取り組んで来られました。地域包括ケアシステムとは何か、一言で定義するのは難しいですが、「重度ではないが精神的肉体的に自活が困難な人を、病院だけで面倒見るのではなく、自宅で生活できるよう、行政や民間事業者やボランティアなどが協力して重層的に支援していくシステム」と言ったらいいんでしょうか。
 救急医療や高度医療があったうえに、地域で健康づくりや在宅介護、在宅看護がネットワークで広がり、同時に、本人が望めば地域で、看取りも行われる。それを地域包括ケアだ。
 つまり、どんな状態になっても、住み慣れた地域で最後まで暮らし続けることができるということだ。

 地域包括ケアには以下のことが含まれています
・救急医療と高度医療
・在宅ケア
・健康作り:エネルギー注入
・死を地域で看取る:死を語れる
 
 在宅ケアは75歳位から問題になります。まず自分の哲学を持つ事が必要です。
 滋賀県で男性の平均寿命が日本1です。これは喫煙率の変化が背景にあるのです。喫煙率の推移をみますと2000年は56,2%、それが2016年に20,6%に減り、日本一喫煙率が低くなったのです。
 如何に行動変容するか、が大事です。それは自分の為よりも誰かの為、が大きいです。

2018年11月28日水曜日

1502「唱導85周年3」2018,11,28

・マイオカインの効果
 では、マイオカインの具体的な効果とはどういったものがあるのでしょうか?現在までに分かっている効果を上げてみます。
 筋肉を作る 骨を作る 抗炎症 免疫力を上げる 脂肪を減らす
などです。一番大事なことは、最後の脂肪を減らしてくれるということです。脂肪を分解してくれることで、脂肪肝などの肝機能を改善します。肝臓は、血液の中の糖分をためてくれる場所なので、肝臓の機能が上がれば血糖値を下げることができます。逆に脂肪肝だと、糖分をためることができず、その結果、動脈硬化、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞、認知症などの生活習慣病を予防することができます。
 さらには、肌の若返りや老化防止にも効果があります。
 これだけ効果の高いマイオカインですが、その効果が発見されたのは、この10年くらいの間だと言われています。ぜひ、マイオカインを増やして若返りを手に入れたいものです。

・マイオカインの増やし方
 マイオカインの増やし方は、実は簡単です。運動と食べ物から増やすことができます。

運動によるマイオカインの増やし方
 運動によるマイオカインの増やし方は、太ももの筋トレとウォーキングです。
 上にも書きましたが、筋肉を新しく作る時に出ますので、まずは壊す必要があります。学生時代に経験してると思いますが、激しい筋トレの痕は筋肉痛がでましたよね。あれが筋肉が壊れているサインです。ただ、あれほど激しくやる必要はありません。筋トレの方法は、
 1日に3回位 1回あたり、スクワット10回 足を肩幅に開いて立つ
 3秒かけて膝が直角になるまで曲げる 3秒かけて戻す 呼吸は鼻から深く
 これだけで良いです。くれぐれも我慢せずにできる範囲でやってください。
 そして、大事なのは、その筋トレをした後に、歩くことです。お買い物でも良いですし、ウォーキングやお散歩でも良いです。とにかく、どこかに出かける前に10回スクワットをすればいいのです。そうすると筋肉がついて、脂肪燃焼効果で太ももは細くなりますし、お肌も若返ってくるはずです。どこかに行く前にスクワット10回です。そして、大事なことは、マイオカインの量は決まっていると言うことです。やればやっただけでるものではなくて、決まった量しか出てこないので、細かくやることが大事になってきます。さらに大事なことは、スクワットした後の食べ物です。

食べ物によるマイオカインの増やし方
 壊して新たに作る時に必要なものは、何でしょうか?そうです。部品、材料ですね。筋肉を創る材料は、たんぱく質です。筋肉を壊した後に、必要なたんぱく質を補給してあげる必要があります。たんぱく質の中でもBCAAが良いと言われています。バリン、ロイシン、イソロイシンです。アスリートたちがプロテイン!と言ってバリバリ食べているものです。スクワットした後は、これを食べてから出かけると効果が高いです。
 ただ、BCAAが良いと言われても価格は高いし、面倒くさいです。そこで、このサイトでは、牛乳をお勧めしています。牛乳の中に含まれるたんぱく質が、筋肉を創る時にすごい効果的ですので、スクワットしたら、ぜひ、牛乳を飲んでください。
 スクワットを10回して、牛乳をコップ一杯飲んで、お出かけ。これが、今一番流行っている、体の中から考えるアンチエイジングです。
 注意することは、毎日続けると言うことです。毎日軽めの運動した人と、週一回でかなりハードな運動をした人を比べると、毎日軽めの運動をした人の方が健康になっていましたし、週一回の運動は、全く効果がなかったという研究もあります。軽めの運動で良いで すので、毎日続けてみてください。

2018年11月27日火曜日

1501「唱導85周年2」2018,11,27

 第45回真向法研修全国大会は2018年10月21日に東京の京王プラザホテル新宿で800名の参加で盛会に開催されました。唱道85周年ですので私も久しぶりに全国大会に参加してきました。その様子を紹介します。




 今回の全国大会の主題は「つながる つなげる」です。趣旨は以下の様にあります。
 こうして年一度、わたしたち真向法仲間が一堂に会し、健体康心の輪(絆)が「つながる」事を確認する。真向法は人々を繋ぎ、心を通わせ、永劫不変の価値を未来の期待に「つなげる」事を使命とする。以って、長寿社会・健体康心の社会創造に貢献しようとするものである。
 基調は「友だちいっぱい 夢いっぱい」
 基本理念と目標
1、真向法に親しみ、健康な体と心をつくりましょう
2、真向法を楽しみ、明るい生活をおくりましょう
3、真向法を愛し、友情と触れ合いの和を広げましょう
4、真向法を通して、活気ある豊かな地域社会を創りましょう

 今回の全国大会では真向法の実技、解説は無く、佐藤良彦会長の挨拶の他来賓祝辞等ありましたが記念講演会と懇親会がメインの大会に成りました。講演会は長野諏訪中央病院名誉院長鎌田實先生です。そのお話を紹介します。
 演題は「生きているってすばらしい」~命・健康・生きがい・絆が大切~です。
 
「私はこれまで健康作り運動をしてきていますが、真向法をどう位置付けられるかと考えてみました。
 700万年前にアフリカで猿から人間へ替わり、骨盤で立ち上がり両手が自由になりました。それによって食べ物を取り、運び、貯蓄し始めました。プレゼント説ではそれによって愛の始まりかと言われています。しかし骨盤が立ち上がり腰痛を抱える様になりました。真向法がそれを防ぐとは素晴らしいことです。
 今日の来賓のエリーパワー社長吉田博一様のお話を伺いましたが、69歳でベンチャーを立ち上げたお話は素晴らしいものでした。活性化された筋肉からはテステステロンが出て、それによってチャレンジ精神が出ます。それによって40~70歳にみられる男性更年期障害も起きないのです。
 筋肉を維持できている事が大事で、真向法をする事は筋肉に関係しています。筋膜を少しずらしストレッチすることは筋膜リリースで柔軟化が出来ます。ですから真向法は理に叶っているのではと思います。
 筋肉が大事で貯筋することで貯金も出来ているのです。筋肉作動性物質が出る運動をすることで、血圧が下がり、血糖値が下がり、癌、認知症も下がるのです。真向法で筋肉作動性が出やすくなるのです。真向法を年齢が早い時期にすると効果があります。

健康長寿の為にやっていることがあります。
①運動

②貯筋―マイオカイン

※以下はマイオカインの引用参考資料https://40exchange.com/myokine-7629

・マイオカインとは、マイオ(myo、筋肉)+カイン(kein、作動物質)からきています。筋肉で作られる物質の事です。ホルモンとも呼んでいる人もいます。筋肉で作られる物質の総称と言うことで、現在では50種以上のものが発見されています。
 ただ、どこの筋肉でもいいのかと言うと、そうではありません。
 下半身の筋肉、特に、太ももやふくらはぎの筋肉から分泌されるもので、通常の生活をしていても出てきません。では、どんな時に出てくるのかと言うと、新しく筋肉が作られる時です。しかも、あたらしく筋肉がつくられてから4か月ほどしか出ませんし、分泌される量も決まっているということです。つまり、筋トレをすればするほど出てくるわけではないという言うことです。
 簡単に言うと、普段からの適当な筋肉をつくる運動をすることで、マイオカインは分泌されて、若返っていくことができるということです。