2017年12月24日日曜日

1163「出羽2」2017,12,24

 林の中に踏み入れると雪に覆われた巨石が迎えてくれました。太陽の光が雪にキラキラと輝き、奇岩の黒光りした威光と相まって中々の存在感があります。


 正面から見ると、社の奥に2本の角の様に左右に突起ように石が立っています。参拝もそこそこに写真撮影に皆さん熱中です。木内さんも興味津々です。







 龍頭の様に突き出た巨岩の周りに組まれたような石組みは果たして自然の物なのでしょうか。この林もさほど古い感じはしませんのでかつては平原に全容を現していて何らかの儀式が行なわれていたのかもしれません。凛として静謐な空気が心地良さをもたらす青龍様で、風の神様です。

 田沢湖の入り口に鎮座する青龍大権現にご挨拶をして来た道を戻ります。太陽が輝いてエネルギーを満々と頂き、帰りは、私は驚くような速さで駐車場に戻りました。皆さんは遥か遠くでゆっくりです。



 車で待機していた皆さんはそれなりに楽しんでいたようです。次はいよいよ田沢湖に向かいます。冬の湖畔のお店は静かに車も人もほとんど居ません。


 田沢湖の北にある御座石神社に向かいます。

 以下は田沢湖の紹介です
「直径は約6kmの円形、最大深度は423.4mで日本第1位(第二位は支笏湖、第三位は十和田湖)、世界では17番目に深い湖である(世界で最も深い湖はバイカル湖)。
 湖面標高は249mであるため、最深部の湖底は海面下174.4mということになる。この深さゆえに、真冬でも湖面が凍り付くことはない。そして、深い湖水に差し込んだ太陽光は水深に応じて湖水を明るい翡翠色から濃い藍色にまで彩るといわれており、そのためか日本のバイカル湖と呼ばれている。
成因
 過去には隕石クレーター説なども検討されたことがあるが、調査の結果、180万年前から140万年前の爆発的噴火によるカルデラとの説が有力である。しかし田沢湖の容積分の噴出物がどこに行ったのかが未解決の問題として残されており、田沢湖をカルデラと呼ぶかどうかは専門家の間でも意見が分かれるところである[7]。なお、湖底には辰子堆(比高100-300 m)と振興堆(比高250 m)の2つの溶岩ドームがあることが分かっている。」

 田沢湖には伝説がありますので紹介します。
「田沢湖は古来から神秘の湖として多くの伝説が生まれてきました。その中でも主なものが辰子の龍神伝説です。
 概略は近くの村に住んでいた辰子が永遠の美しさを求めて裏山の神社に百日参りをすると神様から御告げがあり、ある山奥の泉を飲むと願いが叶うと告げられます。辰子は友人と共に泉を求めて山へ入りましたが、1人になった時急速に喉の渇きを覚えひたすら泉から湧き出る水を飲み干します。体の異変に気が付いた辰子は恐る恐る泉に移る自分の顔を見ると恐ろしい竜の姿になっていました。すると、大地が陥没し大きな湖(田沢湖)が現れます。辰子は湖の主になってしまったことを探しにきた母親に告げると湖を魚一杯にし生活には困らせない事を約束したと言われています。」