2017年7月4日火曜日

990「10周年6」2017,7,4

 ここに今日参加している人は、テンメイ農場の野菜、食べものがあり、生体エネルギーを活用してエネルギーを高めているので、生き残って行くと思いますが、これから面白い時代に成ります。しかし、それと同時に犠牲が伴うことです。生態系を壊していることは罰当りなことで、やりすぎだという事に早く気づくべきです。

 人は亡くなったら焼かずに土に返すのが良いです。掘って埋めて置くと身体は分解されます。鹿は1ヶ月で分解されてしまいます。鹿を浅く掘って埋めて土をかけておくのです。こんもりしたそこが平らに成ったら分解が完了しています。
 鳥葬が行なわれるモンゴルでは今、鳥が死骸を食べないそうです。それは人間が薬くさくて、鳥が食べないようです。カルシュームは水に溶けて、肉は土に返る循環をして行くのが良いです。

 砂漠では緑地化を考えます。マングローブでしますが、ウオーターキャッチャーで水を貯めて循環させるのです。オマーンの石油大臣から土地を借りて植林をして、ナツメヤシの林で日陰を作り、白菜、キャベツを栽培するのです。エジプトでも畑を作ります。アラビア半島の土でもできます。珪藻土は藻が風化したもの。各地で循環型のための事業を行なっていくのです。これから、各地で生態系を回復させることをして行くことが必要です。」
  

 講演会は終わり、遅い時間からの懇親会でしたが、木内さんも元気で、これまでになく体調が良いようで、皆さんと和気藹々と楽しく交流できました。

 そして翌日6月10日午後からはNGO仙台テンメイ10周年記念講演会です。
 最初にO農場長から「テンメイ農場10年の歩み」と題して、是までの農場の記録写真を中心に1時間程お話頂きました。最近、テンメイに加入した方々はその取り組み、苦労を苦労とせずに楽しみで励んで今をなした歴史を感動で見ることが出来ました。


 畑を耕し、作物を栽培し皆さんにいのち野菜を提供出来ましたが、その10年は同時に農場長の心を耕し、豊かな人間性に磨きを掛けてくれた培いでもあったようです。縁した人に必要なものを提供し、安全、安心、健康を活かす大きなお役目です。
 このテンメイに集う方々が、共に成長し、豊かな人生、子々孫々に継承していける知識、技術、叡智を学ぶ場をこれからも継続して作って行きたいと話されていました。それは生態系を守り育てる大きな使命でもあります。

 次に私が1時間程お話をしました。テンメイの是までの取り組み、そして現状認識を総括し、今から必要な事などをお伝えしました。健康で豊かな人生を継続していける、必要十分条件です。善き仲間と共に、未来を見据えた視点、実践行動、後継者の育成等などです。
 

 最後に木内さんからまとめと共にこれから必要なことをお話し頂きました。


「NGOグリーンガイヤをスタートしてもう10年経ちますが、年を取った様な、取らない様な、ここ仙台に来ると皆、一緒なので、その時間の変化が分り難いのですが、小さな子供の成長を見ると、その時間の変化が良く分かります。
 世の中で、皆さんは今働いているのですが、それを見て、何か違う気がしています。会社で何を作っているか。働いて給与を貰って生活しているが、身体の具合が悪く健康には思えない。
 私の育った小さな頃に比べて見ると、昔は冷蔵庫が無く、保存が利かないので新鮮なものを食べていました。生卵も有精卵で、籾殻に保管していて1週間位は持っていました。病気するとバナナを食べてご馳走でした。牛乳は5年生から飲みましたが、それまでは脱脂粉乳でした。
 道路は未舗装で、橋だけが舗装されていて、町の信号機は国道141号線に唯一ありました。その道路は牛、馬の糞だらけだった。そんな中で自由奔放に山を駆け回って過ごしていました。