2017年3月2日木曜日

866「五大巨石4」2017,3,2 鏡岩・滝観洞

 次の目的地は住田町にある鏡岩です。ここも昨年の9月10日に訪れています。その時のお言葉は以下です。
「これより変わりて生まれ出づる。この地は水、岩、皆々、大きなる働きなり。
 これよりも共々参る」 17:25

 この時は大雨の後で大変な水量で、あわ歌を歌い声を発しても、滝のような川の音に掻き消される程でした。今回は穏やかで、水量も少なく、放水用のパイプの辺りは氷結して氷の柱が出来ています。
 川岸の岩の窪の前に指定の配置であわ歌を響かせました。対岸に見える横長に広がる巨大な巨石の鏡岩は、太陽が光を降り注いで反射鏡の様です。



  そこでのお言葉です。
「あーあーあーあーーー(唄うように)
光よ光よ、この岩に注ぎて、注ぎて、限りなく。
大いなる光を、四方八方、十二方
輝き送る、大きな岩ぞ。
全てをこれより送られよ。」14:29



お言葉ででも四方八方、十二方に輝きを送る、とあります。十二方とは珍しい表現です。遍く光を、輝きを送るということでしょう。あるいは今回、巡りに参加しているのは中山さん以外で12名です。その各自がそれぞれに放つ、と言う意味なのでしょうか。

  巡りも順調で予定より時間の余裕があります。予てより皆さんを案内したいと思っていたところが近くにあります。それは同じ住田町にある滝観洞です。以下の様に紹介されています。

「大理石の中にある鍾乳洞であり、総延長3635メートル、高低差115メートルまでが確認されている。
 全長880メートルの一般公開部は、一番奥に周囲50メートル、高さ60メートルの洞窟ドームがあり、天井の裂け目から落ちる天の岩戸の滝は、洞内の滝として日本第3位である29メートルの落差を持っていて、滝壺は地底湖になっている。なお、滝の名称は、1958年に滝観洞を訪問した女流歌人の柳原白蓮が命名したものである。
 天の岩戸の滝より奥の非公開部にも、2つの滝と1つの泉があり、それぞれ住田の滝、重義の滝、無限の泉と命名されている。
 一般公開部分の照明は整っており、懐中電灯などは特に必要ない。内部は蛇行しており所々で天井が低く、ヘルメット無しでの歩行は大変危険である。
 滝観洞入口の前には気仙川の上流部が流れており、朱色の太鼓橋である風恋橋(かざこいばし)が架かっている。1957年に洞窟の観光化を目指して作られた幅1.5メートル、長さ約13メートルの鉄筋コンクリート橋であり、名称は一般公募により地元の女子高生が命名した。」

 受付を済ませてヘルメット、ヤッケ、長靴に皆さん履き替えて準備万端整えて、風恋橋を渡り、階段に勢ぞろいです。いざ、あわ歌探検隊の出陣です。


 通路は整備されていますが、狭いところ、中腰で進むところもあり、油断するとヘルメットが岩に当たってゴツンと音をたてます。童心に返って皆さん楽しげに進んで行きます。