2017年2月7日火曜日

843「奈良田・富士15」2017,2,7

「古き祠は 三 三 三の三無を表す。」の三の三無ですが、更に大本の出口王仁三郎聖師の「三位一体のみろく」を説いた以下の表記にも遭遇しましたので紹介します。

「天のミロク、地のミロク、人のミロクと揃うた時がミロク三会(さんえ)である。天からは大元霊たる主神(すしん)が地に下り、地からは国祖国常立尊のミロクとして現れ、人間は高い系統をもって地上に肉体を現し、至粋至純の霊魂を宿し、天のミロクと地のミロクの内流をうけて暗黒世界の光明とあり、現、幽、神の三界を根本的に救済する暁、即ち日の出の御代、岩戸開きの聖代をさしてミロク三会の暁と云うのである。要するに瑞霊(ずいれい)の活動を暗示したものに外ならぬのである。
 天地人、又は法身、報身、応身のミロク一度に現われると云う意味である。法身は天に配し、報身は地に配し、応身は人に配するのである。昔から法身の阿弥陀に、報身の釈迦、キリストその他の聖者が現われたけれども、未だ自由闊達進退無碍の応身聖者が現われなかった。故に、総ての教理に欠陥があり、実行が伴い得なかったのである。ミロク三会の世は言心行一致の神の表わるる聖代を云うのである。以下略」~『水鏡」「ミロク三会」より~

 三ミロク、三界、三身、これらの三を無しにして新たな岩戸開きがあるということなのでしょうか。

 今日、与えられた2つの課題の古き祠を訪れる事ができ、皆さん晴れ晴れとして昼食会場に向かいました。富士急の富士山駅のターミナルビル内にある、めし屋仙瑞さんです。釜炊きの美味しいご飯が評判の和食のお店です。お店の大きなガラス壁から富士山が見えます。このビルの屋上には展望所があり、富士山を眺望出来ます。だんだんと雲が上がってきて大きな裾野が見えてきています。







 ランチは6種類の定食からお好みで注文して頂きました。皆さん満足な味で、全てが丁度良い加減です。心も身体も満たされてリラックスです。
 当初、予定していた山中湖近くの石割山にある石割神社の天戸岩へは軽登山に成りますが、この積雪では難儀ですし、朝のお言葉で今日の課題は2箇所という指示がありますので、石割神社はキャンセルして又の機会です。  
 ということで、これからも大きなテーマも無く、残っている予定の2箇所を巡るだけになり、時間も気持ちもかなり余裕です。

 午後の最初の訪問先は富士吉田下吉田にある「不動尊日代御子(ひのしろみこ)大神社」です。富士急大月線の線路を越え、中央自動車道の下を通って霜山の麓にある神社です。道路から鳥居に向かう道には雪が積もっていて除雪されていませんし、まだ1台の車も通っていない状態です。
 200m強の上りの参道です。積雪10cm程でどうにか車で行けるか、と果敢に進んだのですが、神社の手前30m程のところで雪に乗り上げてしまいギブアップです。車を降りて参拝しました。

 社殿の右手奥に巨石、獅子岩が鎮座していました。皆さん初めてのようで、その見事さ、自然の造形なのか疑いたくなるその姿に驚きです。かなり強いエネルギーを放射して太陽の光のこうして輝きを発しています。

 神社の案内には以下の様にあります。
「日代御子大神社は、明治初年の神仏分離以前は不動尊または獅子岩大権現と呼ばれていました。
 神社の背後にある獅子岩は第三紀西桂層群にあたる桂川累層の一つで、古屋砂岩層の巨大な露出岩です。
 古くは中央の突出した巨岩を獅子岩(王獅子岩)と呼んでいましたが、今日では左側の岩を女獅子岩、右側の岩を子獅子岩と呼んでいます。」
 そしてその解説です。
「三千万年くらいまえには海だったころあたりに堆積した砂が 海水の圧力で「砂岩」となり プレートテクトニクスをはじめとする地球の造山運動で隆起しその後風化して現在のかたちになったということです。もともと海底であったここにはクジラの化石といった、海の生物の化石がたくさん見つかるのです。」

 獅子岩の前に並んで、あわ歌無しに中山さんがお言葉を発し、次の問答になりました。
「共々なるや(拍手)
 移り来たりて幾千万年、この地を造るその時に、生まれ出でしが、今ここにあり。 
 元なるぞ。(拍手)
 響きを、光を受けらるるや。(拍手)
 聞き及びて参りたり。(拍手)
 新たへ参るは、如何に。(拍手)
 おー参ろうぞ。(拍手)
 出ずる、新たな光を送る。南へ発して下さるや。(拍手)
 進みて参るぞ。(拍手)
 あらはんたる そらんて かんむりはらる(拍手)
 うおーーーーおーー」13:53

 何と、ここに幾千万年居るとの事です。先に記した解説文に「三千万年くらいまえには海だったころあたりに堆積した砂が 海水の圧力で「砂岩」となり」とありますので、符合します。そして新たな光を受けて南へ発してくださるとの事です。北から送る新しい光をこの地でも受けてくださると、力強いお言葉は嬉しき事です。