2016年3月30日水曜日

593「春の足音1」2016,3,29

 もう3月も終わります。三寒四温でどんどんと春めいてきています。木々の芽吹き、活動開始に連動するように、私達の体もいよいよ冬の寒さから解放され、暖かい世界に移行する喜びが湧き起こってきます。新たな嬉しきです。

 先日の春彼岸に39回目の仙台座禅断食会を開催しました。今回は始めて参加の方も、男性も過半数を越えるという、これまでに無い顔ぶれで、総勢17名での実施でした。
 座禅も断食も始めての方が沢山ですが、最初の座禅から皆さんしっかり座れて、姿勢も出来ていて、呼吸も整い、なかなか良い感じでスタートできました。座禅の合間の休憩時間も会場で過ごす方がほとんどです、横になって休んだり、情報交換してさりげなく、穏やかな時の流れです。





 初心者の方には野口法蔵師の座禅断食の教本になる著書の「座禅断食」を読んで頂くようにお勧めします。今回参加の方々は、素直に皆さん初日に買い求めて頂き、読み始めてくださいました。これまではお勧めしても買い求めず、読まずにいる方々が結構いましたので残念なことと思っていましたが、今回は皆さんの心構え、座禅断食への意欲が感じられる嬉しいことでした。

 いつも使用する蔵王遠刈田温泉の宿は貸切りです。毎回、生体エネルギー技術の活用で環境を整え、改善する仕掛けを建物にします。大きくは宿泊する部屋の全部を含めた生態系の場作りを生体エネルギー情報のコンクリートブロックで行います。さらに、座禅をして過ごす大広間にも特別な座禅用に情報の入ったスペシャルなコンクリートブロックを4隅に設置します。さらに中央にこれまた特別情報のモノを三段重ねで設置します。
 電波システムはコンセントから後に、さとり食品用、さとり環境用、さとり音響用、いのちえ各種4台、天智、その後に動物用しらべ5台、植物用しらべ5台で電波を発信して生態系の情報を作ります。

 今回の特別加算は座禅会場の中心、正面にいつも陶彩画の「大調和の印」を設置しますが、その左に生体エネルギー研究所の佐藤政二所長の識字の「みそまれき」を置かせていただきました。文字には物語、装置構造があり、その内容に準拠位置があります。ですからそこから出る放射エネルギーがその内容の情報を拡散します。この書は書道界では著名な藤園氏が書かれたもので、その墨にも佐藤先生の特別情報水Xが含まれている超優れものです。文字の意味を説明すると膨大なことになりますので省略しますが、生きる力の全てが具現できるものがその中にあるようです。


 1日の最後の座禅終了後のお休み真向法体操、1日の開始の6時半のお経を読む前のおはよう真向法も皆さん熱心に参加して修練下さいました。しかし、かなり身体が硬直している方々がおられ、難儀していました。自覚と必要への動機付けにはなったようです。
 2日目午後の合掌行も皆さんきついなりに良く頑張って出来ました。癒しの手でお互いのヒーリングは効果あり、その後の野菜ジュースは美味しさを増したようです。
 その夕方の講話の時間は半日過ぎての皆さんの感想を頂き、後は私の方から健康への新たな視点を見出していただけるお話をさせて頂きました。果たして如何ほどの必要を感じて下さったのか、今後の推移を見るしかありません。知らないということは恐ろしきことであり、何事も無い時は一時の安全を得ていることでもありますが、無防備極まりないことです。全ては必要度、目的意識が決めることであり、その後の手段がないことは真に残念なことです。

 2日目までは皆さん順調に過ごしましたが3日目朝はやはり少し体調が崩れた方もいました。毎回のことですが、身体の機能、能力には驚かされます。原因があり結果があり、そこには因果の法則があります。その身体次元での現象の多くは遺伝子的能力の顕現ですから、優性遺伝子支配が作用しているのか、物体遺伝子支配は作用しているのかは、その個の経た過去の状況で、エネルギー的に如何ほど励起されているのか、収奪されているのかによります。それと意識の内容です。その意識は環境が作りますのでその自覚によります。
 己に現れた状況を謙虚に受け止めて、自覚と新たな発心を得て如何なる行が必要か自らのプログラム作成、実行力が問われます。

 3日目の朝の3度の座禅を終えて後は明けの食膳に向かいます。目的は己が体内に蓄積した宿便、精神的宿便を排泄し、心身のリフレッシュ、そして日常の生活習慣の改善による体質改善です。
 食膳に頂くお経、「五観の偈」を皆さんと合唱します。
一には 功の多少を計り彼(か)の来処(らいしょ)を量(はかる)。
二には 己が徳行(とくぎょう)の全欠を[と]忖(はか)って供(く)に応ず。
三には 心を防ぎ過(とが)を離るることは貪等(とんとう)を宗(しゅう)とす。
四には 正に良薬を事とすることは形枯(ぎょうこ)を療(りょう)ぜんが為なり。
五には 成道(じょうどう)の為の故に今この食(じき)を受く。
 その意味は以下です。
一、この食事がどうしてできたかを考え、食事が調うまでの多くの人々の働きに感謝をいたします。
二、自分の行いが、この食を頂くに価するものであるかどうか反省します。
三、心を正しく保ち、あやまった行いを避けるために、貪・瞋・癡など三つの過ちを持たないことを誓います。
四、食とは良薬なのであり、身体をやしない、正しい健康を得るために頂くのです。
五、今この食事を頂くのは、己の道を成し遂げるためです。