2016年3月13日日曜日

587「観音5」2016.3.13

 宿は五大堂から5分程で、松島海岸の福浦島を目の前に見る高台にあり、素晴らしいロケーションです。温泉も心地良く、露天風呂でも松島湾を見ながら話が弾んで長湯を楽しみました。
 海の幸に舌鼓を打ち、お酒も美味しく頂きました。

 2次会は全員集合で、皆さんで歓談してお酒も飲み、程良く打ち解けた後、中山さんの特別配慮で質問コーナーにして下さいました。一人一人中山さんと向き合って、質問のある方は質問に御答え下さり、お任せの方は座ると中山さんから必要なお言葉を拝受いただける流れです。
 内容が凄く濃く、お言葉に皆さん深く納得していました。皆さんの内容を共にシェアしながら己を頂ける貴重な気付きの機会です。何人かの方のお言葉を紹介します。

・Iさん:「私が無いは、ここに無し。何も無し。現われると思うは私有り。無しは無し。無しから有りを見る面白さ。有りから無しは楽しみが無し。どれを取ってもあなたの自由。大いに、行きつ、戻りつ楽しみなされ。」

・Yさん:「それを知り行く真の思いは何ですか。この音の元を知りて、あなたが何を定めますか。例えば、この地で伝われる地獄の音と知りたれば、あなたは如何が致すや。困りて、揺れて、暫しの不安が起こります。それは嬉しき事成る哉。しっかりと立つ為に、今の事を覚えて下され。」

・Oさん:「あなたが思う時は、短きを望むか、長いを望むか、その身の思い次第。定めておれば、如何様にも成ります。瞬時に変わるが、この地に起こり来ること、ただただ待ちたれば、何万年も変わらず。定めたる思い強ければ、現わるること早き。但し、その時、その身はその事、全て委ねよ。あわ歌は何も無し故、全てあり。あなた様の思いの中ぞ。ただただ申すはこの事なり。現われ出でるは、あなたの思い。」

・Wさん:「鶴が飛び行く。その地より参りたそなたのその地へ参る。北の大きな島に向かうはあなたの大きなる仕事ぞ。鶴は晴れやかに、開きて、北を向かえ、ひとつと成すが、嬉しきぞ。続けなされよ、今よりも。」

・Kさん:「離れ行く大いなるこの身を伝え行く故、あなたが定めませ。
 離れ来るこの身は大いなる過ち為し来たりた。光の術を如何に人に伝え、ここに新たなる人、作り行くかを疎かに致したり。思い出でたる小手先に走り、その為の事ごとを皆々にさせ来るは過ちを大きく致したり。この事、我はこの地にて、気付かざりし。
 あなた様にはこれを知りたる上で判断なさりませ。」

・Tさん:「この身が永きにわたりて申し来るは、古きは流して、消し去り、忘れ、一切無しで、区別、差別無し。新しき、嬉しきの全き新しきへ参る想い、定めたれば、全ては預かり、共々参る。」

 最後に私がお任せで拝受を頂きましたが、その時のお言葉です。
「さても嬉しき事なるなり。愛する大きなるは、如何なるやをその身に据え行き、奥深く拡げ行き、伝えて参るは嬉しきなり。」



 そして全員が終わって全体へのお言葉です。
「この地にありて思う事、紐解き、明らかに成し行く。
 今迄は、それぞれ激しき動きの事ぞ。その時々の思いを写すもの変わらず。
 ひたすらを知りて、戻りて、成し行くが大事なり。
 これより参るこの地には、随所に大きな壁があり、越え行く方々、皆々定めなり。
 本に大きな事成れど、この地を守る事と知り、越え行き、遥かな道、開かれませ。
 この2つ有りて揃えば、大きなる事ごと整いて、順次進みて心配無し。
 まずもって、この身を頂く方々にあり。ひたすらお頼み申すなり。」


 ありがたき時間を中山さんから頂き幸運なことでした。気付き得て、更なる己が本分、お役を果たさせ頂く自覚が果たして如何ほどか各自が問われる道です。午前を向かえ安らかな眠りに就きました。