2015年6月30日火曜日

455「出羽巡り6」2015.6.30

 昼食の時間です。直ぐ近くの道の駅小町の郷で豪華な弁当の昼食を頂きました。

 1時間ほどゆっくり出来ましたが休憩の最後の時に中山さんに以下のお言葉がありました。
「根絶不可能 ならぬ観音 するが観音。
 左へ回して大きく揺する、破裂する地殻帯。
 ゆんたらりろ。」12:55
 
 これはどんな意味でしょうか。聞きなれた言葉に、「ならぬ堪忍 するが堪忍」がありますが言い回しが似ています。もう我慢できない、もう耐えられない、堪忍袋の緒が切れた、と爆発する前に、もうひと踏ん張りするのが、「ならぬ堪忍 するが堪忍」です
 絶対不可能な時に観音でも出来ないことをするのが観音と言うことでしょうか。そして左へまわして振動で地殻が破裂するとあります。これは一大事です。
 私もこの内容は車で出発した後に見せていただきましたので皆さんには伝わっていません。
 
 車は日本海に向けて山越えです。目指すは鳥海山の麓の由利本荘市森子にある大物忌神社です。車中あわ歌を歌いながら快調なドライブが続きます。そんな中に以下のお言葉がありました。
「訪れ来るは太古のころの離れて繋ぎたその型。
 安心の地の身と成りて、揺るがぬへと参るその時、如何なることと相成る哉。
 計り知れぬがこの地球の姿。
 艱難辛苦を大きなる力と成し行かれませ。
 それまでにこの時より発して参る。大きなる力を使いて下され。」14:05


 先ほどのお言葉といい、計り知れない内容です。この地球の姿、艱難辛苦を大きな力とするためにこの時から発する大きな力を使うようにとのことです。果たして、果たして如何なのでしょうか。
 大物忌神社森子は集落の中に鳥居があり長い階段を登った先にありました。しかし目的の場所は更に登山道を登り進んで5分ほどの山中にある巨木の根元にある鳥海山様といわれる巨石です。その形が鳥海山の山容に似ているとか。その方向に鳥海山が遥拝できる場所です。

  鳥海山大物忌神社は数箇所ありますが、Mさんはじめ秋田の方々のお気に入りの神社がこの森子のこの鳥海山様とのことです。実は諸事情があり急遽、秋田、青森から参加の皆様はこの鳥海山様を最後に早めに帰ることになりました。ですから全員であわ歌を響かせるのはここが最後になります。
 Mさんはじめ秋田の方々が中心になり、あわ歌の響きを発せられました。この巡りの初日よりの課題が各自に定まり、柱たち、天地繋ぐ人の役割の響きを発せられたか、果たしてそこが大きな頂でした。その後のお言葉です。
「進みて参るこの地球の全て。
 それぞれのその身をしっかり持ち行き、嬉しき明日へと参られませ。
 この地も変わりて、拡がり行く。」14:43

 下山して秋田の皆さんと濃厚なお別れの儀式?が延々と成されました。

私たちの車をお見送り頂き、次なる目的地、にかほ市にある金峰神社・奈曽の白滝へ向かいました。車中では新たな気持ちに切り替えて皆さんであわ歌を3回唱和しました。その後のお言葉です。
「あ~あ~あ~あ~ 全てを一つと成し行く、そのこと大きなることなり。」15:50

 金峰神社と奈曽の白滝は以下の記載があります。
「金峰神社の創建は斉衛3年(856)、慈覚大師が鳥海山を棲みかとし村人達に悪事を働いた手長足長を退治した際、鳥海大権現と蔵王権現を勧請したのが始まりとされます。鳥海山を御神体とする修験の拠点の1つとされ、奈曽の白滝が神域(鳥海山)と下界の境界線と見られていたようです。」
「奈曽の白滝は秋田を代表とする名瀑で、高さ26m、幅11mをほこり、水量が豊富で周囲の環境の良さから、昭和7年(1932)に国の名勝に指定され、昭和25年には毎日新聞社主催の「日本観光百選」に入賞しています。
滝壺までは一旦金峰神社の宝物館まで登ってから降りる為かなりの階段数がありますが、老杉と鳥海山の溶岩と思われる巨石が点在し、かなり雰囲気があります。滝の真下まではいけないのですが、それでも十分に滝の迫力と清涼感を感じる事が出来ます。」
 まさに滝の迫力と清涼感は抜群でした。しばし、水しぶきならぬ水蒸気のマイナスイオンを満喫して心身の癒しと活性化が出来ました。ここでは響かせることなく次へ向かいました。




 次は山形県遊佐町の十六羅漢です。展望台から眺めましたが奇岩はさほどの感動は無く、海と太陽の織り成す光の世界は目を引き寄せるものでした。日本海の波は凪いでいて太陽が海面にきらきらと光輝いています。その海面に男鹿の八望台で見た不思議な光の面が広がります。暫く眺めていましたが拡がり近づいて来る感じで、見続けていると異次元の世界に行きそうな状態になってきます。そこそこに引き上げましたがここでもあわ歌は響かせずに移動しました。


 最後の目的地は同じ遊佐町にある丸池様です。
「直径20メートル、水深5メートル、湧き水だけで満たされた池です。水の色は幻想的なエメラルドグリーンです。光の加減により微妙に色を変えていきます。透明な池を見ていると、底の方からボコボコと水が湧いている様子が見られます。
 後三年の役で、鎌倉権五郎景正が敵に目を射抜かれ、三日三晩その敵を探し求め見事に討ち取ったあとにこの池で目を洗ったため、この池に住む魚は鎌倉景正に敬意を表してすべて片目であると言われています。
 鳥海山大物忌神社の境内地であるため手つかずの社叢が残っています。地域住民からは古くから信仰の対象として大切にされてきました。」
「白い大蛇伝説や、丸池様に棲む生物はすべて片目である、といった伝説や、魚を捕ったり池を荒らしたりすると目が潰れる、といった言い伝えがあり、目の神様として古代よりの地域住民の信仰の対象でもあるのです。
 実際、エメラルドグリーンの池底には倒木が朽ち果てずにまるで龍の如くうずくまっているようで、まさに神秘的です。池を囲む木々は原始林で遊佐町指定の天然記念物として保護されており、池の畔の苔むした木々の合間には、この丸池を御神体とする大物忌神社摂社、丸池神社があります。」


 暫し池の周りを散策し神秘的な丸池様に向かってあわ歌を響かせました。その時のお言葉です。
「大層な日々を送り来たりた。
 夢なる日々は、ここにありて、山を、木々を、皆共と成し、この池、深くに留まりて、天空写して、繋ぎ行き、深きこの地にありまする。
 優れたる新たなるの時にお使いなさりませ。あなたのその身へ送ります。この地の底の諸々を。
 ありがたき。共に参ろう。あ~。」17:17

 驚きのお言葉であり、池との深い繋がりを成すことが出来ました。優れたる新たなる時にこの池の底の諸々がお役立ちくださるとのことです。今回の巡りの最後でこの繋がりを頂けたことは大きな頂きでした。北からの山、岩を繋ぐエネルギーラインを目指していたのですが、地の底、地の中からの力を得て、将に天地繋ぐ人の進みが1つ整ったようです。
 この丸池は独眼龍も縁があるのかもしれません。全ての完了の時間も17:17でいいな、いいなで良き計らいです。


 帰りのドライブもスムーズで20時には仙台駅に到着です。全ては予定通り無事に終わりましたが、終わりの始まりで次なる大きな区切りは8月10日に控えています。